塗り絵ブログ【こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ】春の陽気に虫たちも喜ぶ「啓蟄」の3候

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大人の塗り絵を通して暦に興味を持つようになったみくるです。

去年(2023年)の立春から塗り始めた『こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ』を、今年は暦に合わせて振り返っていこうと思っています。

今回は二十四節気の「啓蟄」に含まれる七十二候の塗り絵を3枚ご紹介します。

アイキャッチ七十二候ぬりえ
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二十四節気「啓蟄」

今年は『自律神経を整えるぬり絵 日本の二十四節気をぬる』を塗り始めたので、『こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ』の記事でも合わせてご紹介します。
詳しくはそれぞれの記事をご覧下さい。

啓蟄(3月6日~20日頃)
【日本の二十四節気をぬる】春の気配にウキウキする「啓蟄」

二十四節気「啓蟄」

【啓蟄/初候】蟄虫戸を啓く

七十二候の春と秋に二回、登場する「蟄虫すごもりのむし(冬ごもりする虫)」には「虫だけでなく、カエルやトカゲも含みます」と解説がされていることが多いのですが、本来、虫という字はヘビを始めとする両生類や、爬虫類をさしていました。

蛇が虫へんなのを不思議に思っていたのですが、そういうことだったのですね。

【啓蟄/初候】蟄虫戸を啓く

著者のエヴァーソン朋子さんの旦那様は南アフリカの方です。ご結婚後はケープタウンにお住まいでしたが、現在は長野県の戸隠にお住まいです。

動植物がお好きな様子が伝わるイラストに惹かれてこの本を塗りたくなりました。

【啓蟄/初候】およそ3月5日~9日ごろ
蟄虫戸を啓くすごもりのむしとをひらく

もぞもぞ、のそのそ。冬ごもりをしていた虫や動物たちが、姿を見せ始める時期です。「蟄」は冬眠している生き物を意味し、「戸を啓く」は、土の扉を虫たちが押し開く様をあらわしています。春の陽気に誘われて、外に出たくなるのは人間も同じ。吹き抜ける春風が、土や花、若芽の香りを運んできます。

こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ

『トンボ色鉛筆』で塗りました。

使用した色鉛筆

【啓蟄/次候】桃始めて笑う

和の花瓶をどう塗ろうかと迷って、塗ったり消したりで汚くなってしまいました。

【啓蟄/次候】桃始めて笑う

和柄らしさを出したくて普段はあんまり使わない金色を使ってみました。
和を意識しないで、春らしい明るい色で塗れば良かったと思っています。

【啓蟄/次候】およそ3月10日~14日ごろ
桃始めて笑うももはじめてわらう

「笑う」とは、花の蕾が開くこと。かわいらしい桃色の花がほころびはじめ、漂う香りが冬の終わりと春の始まりを教えてくれます。枝に沿って花をつけ、花びらの先が少し尖っているのが桃の特徴。古代中国では長寿のシンボルとされ、日本でも霊力を持つと信じられてきました。

こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ

花の蕾が開くことを「笑う」というのを可愛らしく思いました。

奈良県天理市の山の辺の道で撮った桃畑です。
可愛らしい桃色に和みました。

山の辺の道の桃畑

【啓蟄/末候】菜虫蝶と化す

菜の花にいるのは紋白蝶ですが、カラフルに塗りました。

【啓蟄/末候】菜虫蝶と化す

蝶に使ったのと同じ色で菜の花にも差し色。春のウキウキした感じを表現しました。

【啓蟄/末候】およそ3月15日~12日ごろ
菜虫蝶と化すなむしちょうとかす

タンポポ、菜の花、れんげ草‥‥。春の花々の間をひらひらと蝶が舞っています。冬の厳しい寒さに耐えたさなぎが羽化したのです。もっさりとした青虫がさなぎを経て、美しい姿に生まれ変わる蝶は、昔から多くの人を魅了してきました。武士の家紋として人気が高く、時に平家一門が好んだことでも知られています。

こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ

平家の家紋を知らなかったので調べました。

家紋「揚羽蝶」
家紋「揚羽蝶」

平家が用いた紋は揚羽蝶ですが、菜虫は紋白蝶のことを言います。

モンシロチョウはアブラナ科のみを食草とするため「菜虫」といいます。モンシロチョウは知らない人がいない、日本でもっともポピュラーな蝶ですが、元々はヨーロッパ南部の蝶が世界中に広まったもので、正確には外来種。日本には奈良時代、ダイコンと一緒についてきて、全国に広まりました。(中略)アブラナ科には虫が嫌がる強力な毒を含む為、ほとんどの虫は食べることができません。蝶の中で、唯一、アブラナ科の葉っぱを食べられるのは、モンシロチョウの幼虫だけです。

七十二候/菜虫化蝶|二十四節気と七十二候|暦生活

アブラナ科の葉っぱを食べられるのはモンシロチョウの幼虫だけなので、菜の花にいるのはモンシロチョウなんですね。
「暦生活」さんのコラムには、他にも植物と昆虫の共生の話などが書かれていて興味深く読みました。
七十二候/菜虫化蝶|二十四節気と七十二候|暦生活

『トンボ色鉛筆』でカラフルに塗りした。

使用した色鉛筆

使用した大人の塗り絵の本

こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ 東邦出版(2016/10/3)

本の内容はこちらの記事で詳しくご紹介しています。

使用した色鉛筆

トンボ色鉛筆NQ 36色セット

最後までお読み頂きありがとうございます。

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