色鉛筆沼にどっぷりとハマっているみくるです。色んな色鉛筆を使っては、塗り心地や色合いの違いを楽しんでいます。
今回はなめらかな書き心地、鮮やかな発色の良さ、レトロなパッケージデザインが特徴の「コーリン色鉛筆」をご紹介します。
「コーリン色鉛筆」は
- 48色セット(775シリーズ)
- 60色セット(マルチカラーの785シリーズ)
- 72色セット(775シリーズ)
- mizutamaさんコラボの12色セット
の4種類を持ってます。
48色セットと72色セットのカラーチャートが作成できるテンプレート(A4のPDFファイル)を作成しましたので、ぜひご利用下さい。
コーリン色鉛筆のレビュー
コーリン色鉛筆は日本発
「コーリン色鉛筆」はもともとは日本の「コーリン鉛筆株式会社」で製造されていましが、今はタイで設立された「コーリン鉛筆タイランド社」製造されています。
コーリン鉛筆株式会社(前身の赤木廣八商店は大正5年創業)は、三菱鉛筆、トンボ鉛筆に次ぐシェアを誇る老舗鉛筆メーカーとして80年以上日本の鉛筆産業を牽引するが、バブル崩壊の影響で経営不振に陥り1997年に倒産。三角顔ロゴで長年親しまれてきたコーリンブランドの鉛筆は日本の市場から姿を消すことになる
しかし当時タイ国で稼働していたコーリンの鉛筆生産工場は現地資本が受け継ぎコーリンブランド色鉛筆のタイ国内市場への供給を試みる。しかし色鉛筆の肝である色芯は他社からの供給に依存し品質が安定せず売上は低迷。状況打開のため2009年東京は墨田の老舗色芯メーカーの技術サポートを受けタイに色芯生産工場を設立。高品質色芯の供給が開始されるとコーリンブランド色鉛筆の売上は急伸し現在ではタイ国内売り上げナンバーワン色鉛筆として広い層に親しまれるようになった。そして令和元年、22年ぶりにコーリンブランドの色鉛筆は三角顔ロゴとともに日本に完全復活する。
Amazonコーリン色鉛筆
私はmizutamaさんが紹介されているのを見て知ったのですが、子供の時に使っていたのをまだ持っていると仰る方をたまに見かけます。
大正5年(1916年)と古くから日本で作られていた色鉛筆だったんですね。
コーリン鉛筆の社名は、創業当時に製造していた商品の中にあった「コーリン」という鉛筆によるそうです。コーリンは英語の”colleen”(コリーン:少女、乙女)で、アイルランド語の”cailin”がその由来となった単語で、乙女という意味です。
mizutamaさんコラボのコーリン色鉛筆
mizutama×コーリン鉛筆 色鉛筆 第1弾
mizutamさんのコーリン色鉛筆愛がタイまで届いて、コラボが叶った時は私もとても嬉しかったです。
でも、残念ながらそのコラボ商品は手に入れるのが難しくなってしまいました。
mizutamaさんから広がったのかもしれないコーリン色鉛筆は、大人の塗り絵をする方にも人気の色鉛筆です。
mizutama×コーリン鉛筆 色鉛筆 第2弾
嬉しいことに第2弾が発売されました!
大好評発売中です。売り切れてしまわないうちに、お早めにご購入下さいね。
コーリン色鉛筆のカラーチャート(色見本)
72色セットのカラーチャートとテンプレート
最初に買ったのは48色セットでしたが、よく使う色が無くなったので、新しく72色セットを買いました。
引き出し式の2段重ねのケースに入っています。
120色セットと迷いまいしたが、あまり色数が多くても選ぶのが難しいので、72色セットにしました。
48色セットには無いラベンダー色、薄い水色、薄いピンク、ブルーグリーンなどの淡い色が多く入っているセットです。
72色セットのカラーチャート(色見本)です。
「コーリン色鉛筆」は柔らくて発色が良く、それでいてお求めやすいお値段なのですが、ばら売りが無いのが残念です。セット商品は豊富にありますが、どのセットにどの色が入っているかの情報がないので、欲しい色が入っているセットを探すのが難しいように思います。
ダウンロードしてご利用頂けるテンプレート(A4PDFファイル)です。
48色セットのカラーチャートとテンプレート
48色セットのカラーチャート(色見本)も作りました。
ダウンロードしてご利用頂けるテンプレート(A4PDFファイル)です。
48色セットにはネオンカラーが4色入っています。色番号はありません。
30本60色セットのカラーチャート
「785シリーズ」は丸軸のマルチカラー(1本で2色)の色鉛筆のシリーズです。こちらの記事では30本60色セットのカラーチャートとテンプレートと、「775シリーズ」と「787シリーズ」との違いについてご紹介しています。
72色セットを買って増えた色と着色例(48色セットとの比較)
何色セットにするか選ばれる際のご参考になればと、今まで使っていた48色セットには入っていなかった色だけを選んでカラーチャートを作りました。
48色セットには入っていたネオンカラー4色が入っていないので、72-48+4で28色増えました。
増えたパステルカラーをメインに選んで『サクッと気軽に楽しめるぬりえ帖』から1枚塗ってみました。
オレンジと黄色は48色セットにも入っている色です。
綺麗なパステルカラーで可愛く仕上がって気に入っています。重ね塗りも綺麗にできました。
実際の塗り絵での使用例
ココロを癒す もちもちぱんだ塗り絵レッスン帖
「コーリン色鉛筆」の鮮やかな色合いを活かしてポップに塗りました。
➡塗り絵ブログ【もちもちぱんだ塗り絵レッスン帖】コーリン色鉛筆でポップに塗るもちぱん
カモさんのおしゃれなぬりえ ときめきマルシェ
マルシェの入口のページです。色をいっぱい使って賑やかに塗りました。ワクワク楽しげな雰囲気になりました。
➡塗り絵ブログ【カモさんのおしゃれなぬりえ】コーリン色鉛筆で賑やかに塗る「マルシェ」
ひみつの森の遊園地
ふわふわピンクをメインに「コーリン色鉛筆72色セット」のパステルカラーを活かして塗りました。
➡塗り絵ブログ【ひみつの森の遊園地】招待状と夢見るリス~コーリン色鉛筆のパステルカラーで
サクッと気軽に楽しめるぬりえ帖
「コーリン色鉛筆」の明るい色合いを活かして、たくさんのお花をカラフルに塗りました。
➡塗り絵ブログ【サクッと気軽に楽しめるぬりえ帖】コーリン色鉛筆で塗るギンガムチェックなお花
まとめ
mizutamaさんが、「コーリン色鉛筆は高級色鉛筆並みの発色の良さなのは、顔料をたくさん使っているからです」と仰っていました。
なのに、お求めやすいお値段なのは、簡易パッケージなのと、軸に使われている木の質があまり良くないからだと思います。
タイで製造されているので、輸送の際に折れてしまうのか、削っても削っても折れてしまい、すぐに短くなってしまうことがあります。
でも、それを差し引いても、特に初心者さんにおすすめしたいお気に入りの色鉛筆です。
参考:柔らかい色鉛筆を削るのにおすすめの鉛筆削り器
柔らかい色鉛筆は削る際に注意が必要です。
「おすすめの鉛筆削り器」を紹介していますので、合わせてご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございます。