色彩感覚を高めて、もっとセンス良く塗り絵をしたいと思っているみくるです。
今回は、塗り絵をされている方にも人気の『配色アイデア手帳』シリーズの著者・桜井輝子さんの『大人の3色塗り絵レッスン帖』より、第1章「基本パターンと模様」の塗り絵を3枚ご紹介します。
『大人の3色塗り絵レッスン帖』では、巻頭で紹介されている色選びの基礎をもとに、お題のテーマ(塗り絵)を3色の色鉛筆で着色し、配色の妙を実践して学びます。
ファンション、手芸、工芸デザイン面での配色デザインのほか、SNS映えするちょっとしたスタイリングなど、センスUPに役立つ新感覚のテキストです。
5名のイラストレーターさんがイラストを描かれているので、雰囲気の違う塗り絵が楽しめます。可愛く楽しい塗り絵がたくさん。
大人の3色塗り絵レッスン帖
イメージ別配色サンプル集
ポップ、ロマンチック、エレガント、クラッシック、モダン、ビジネス、リゾート、和風、異国風の9つのイメージが、それぞれ3色配色で8パターンずつ紹介されています。
72コの配色サンプルから、イメージに合ったものを選んで塗り絵をするようになっています。ここで示されている番号は、トンボ色鉛筆の色番号です。
第1章 基本パターンと模様
ボーダー
先にご紹介したページですが、再度ご紹介します。色番号は「トンボ色鉛筆」のものです。
➡色彩感覚と配色センスを高める【大人の色塗り絵レッスン帖】内容のご紹介と完成作品
ポップ
弾むように元気で楽しいイメージの配色です。しっかりと濃く塗った色を、動きが出るように対照色相で組み合わせるのがコツです。
使ったのは、26番(朱色)を「ベースカラー」とする配色です。「サブカラー」は28番(橙色)。「アクセントカラー」の6番(黄緑)で元気をプラス。
ロマンチック
柔らかくて繊細な配色です。濁った色や濃い色を避けるのと同時に、穏やかなまとまり感が出るように色の組み合わせを考えます。
使ったのは、22番(桃色)を「ベースカラー」とする配色です。「サブカラー」は21番(藤色)。「アクセントカラー」は29番(うす橙色)。淡いピンクとオレンジを中心に、パープル系で変化を出します。
エレガント
優雅な雰囲気が出るように、パープル系やグレイッシュな色を使います。ロマンチックよりもやや暗く仕上げると大人の印象に。
使ったのは、11番(なんど色)を「ベースカラー」とする配色です。「サブカラー」は19番(すみれ色)。「アクセントカラー」は23番(赤紫)。
全ての色を薄塗りで仕上げた、淡く大人っぽい色の組み合わせで、ロマンチックと差をつけます。
ドット
「イメージ別配色サンプル集」に掲載されている72コの配色を順に試そうと思っています。
クラシック
伝統的なもの、大切に育まれてきたものをイメージさせる配色。ブラウン系やグレイッシュな色を多く使うと雰囲気が出ます。
使ったのは、32番(焦げ茶色)を「ベースカラー」とする配色です。「サブカラー」は30番(赤茶色)。「アクセントカラー」は31番(茶色)に34番(ねずみ色)を重ねたグレイッシュカラーです。
ブラウン系でまとめているが、明るさにメリハリのある配色です。
モダン
直訳すると「現代風の」という意味です。白・グレイ・黒に鮮やかな色を組み合わせ、ゴールドやシルバーをアクセントにします。
使ったのは、25番(赤)を「ベースカラー」とする配色です。「サブカラー」は33番(黒)。「アクセントカラー」は35番(銀色)。
赤×黒の強い配色にシルバーを少量加えてカッコいいイメージに。
ビジネス
オフィス街、スーツに身を包んだ人々、理路整然としたイメージを配色にするとこうなります。ブルー系を中心に使います。
使ったのは16番(ぐんじょう色)を「ベースカラー」とする配色です。「サブカラー」は14番(うす青)。「アクセントカラー」は12番(青緑)に34番(ねずみ色)を重ねたグレイッシュな色。
ブルー系の濃淡にグレイッシュな色は、ビジネス的な配色の定番。
マーブル
リゾート
南国のビーチリゾートとウインタースポーツを楽しむリゾートを配色にしました。濁り気のない鮮やかな色や明るい色を使います。
使ったのは4番(山吹色)を「メインカラー」とする配色です。「サブカラー」は14番(うす青)。「アクセントカラー」は15番(青)を薄塗りにします。
メインカラーは太陽や南国フルーツのイメージ。対象色相の配色です。
和風
赤・白・黒の配色はいにしえの時代からの日本の色とされています。藍染めの青や抹茶の緑、雅な紫などで和の雰囲気を出します。
使ったのは、23番(赤紫)を「ベースカラー」とする配色です。「サブカラー」は20番(藤紫)を薄塗りに。「アクセントカラー」は18番(紫)。
紫の濃淡に紅色。日本で古くから大切にされてきた植物染料の色です。
異国風
海外の国々をイメージさせる配色です。頭の中にあるイメージをやや膨らませてから色に置き換えると、それらしくなります。
使ったのは、27番(うす紅色)を「ベースカラー」とする配色です。「サブカラー」は6番(黄緑)を薄塗りに。「アクセントカラー」は11番(なんどいろ)。
色相のコントラストが強い配色。明るい黄緑がポイントです。
ヘリンボーン
3色配色では、それぞれの色を50%、30%、20%を目安に使うのですが、ヘリンボーンを3色で塗り分けるのは難しく、「ベースカラー」「サブカラー」「アクセントカラー」が明確でない配色になってしまいました。
ポップ
弾むように元気で楽しいイメージの配色です。しっかりと濃く塗った色を、動きが出るように対照色相で組み合わせるのがコツです。
使ったのは、16番(群青色)を「ベースカラー」とする配色です。「アクセントカラー」は24番(紅色)。「サブカラー」は1番(白)。
定番のトリコロールカラーを使ってカジュアルなイメージに。
ロマンチック
柔らかくて繊細な配色です。濁った色や濃い色を避けるのと同時に、穏やかなまとまり感が出るように色の組み合わせを考えます。
使ったのは23番(桃色)を「ベースカラー」とする配色です。「アクセントカラー」は21番(藤色)を薄塗りに。「サブカラー」は24番(紅色)を薄塗りに。
赤~紫系の淡い色の配色。紫系が入ると甘くなりすぎません。
エレガント
優雅な雰囲気が出るように、パープル系やグレイッシュな色を使います。ロマンチックよりもやや暗く仕上げると大人の印象に。
使ったのは32番(焦げ茶色)に34番(ねずみ色)を重ねた色を「ベースカラー」とする配色です。「サブカラー」は23番(赤紫)に34番(ねずみ色)を重ねたグレイッシュな色。「アクセントカラー」も23番(赤紫)。
赤紫系の色は、エレガントなイメージを表現する時の定番色です。
全ての色を薄塗りで仕上げた、淡く大人っぽい色の組み合わせで、ロマンチックと差をつけます。
第1章「基本パターンと模様」の続きはこちらの記事でご紹介しています。
使用したレッスンブック
色彩感覚と配色センスを高める 大人の3色塗り絵レッスン帖 桜井輝子 東京書店(2021/4/16)
本の内容はこちらの記事でご紹介しています。
使用した色鉛筆
トンボ色鉛筆NQ(黄色缶)36色セット
最後までお読み頂きありがとうございます。