万葉集と百人一首が好きなみくるです。
『なぞりがき百人一首』をガラスペンとインクでなぞって、和歌の世界を楽しんでいます。
2番 持統天皇 春過ぎて夏来にけらし白妙の
2番 持統天皇の歌をなぞりました。
春過ぎて 夏来にけらし 白妙の
衣ほすてふ 天の香具山
持統天皇
(現代語訳)
気づけば春は過ぎ、季節は夏に移ったようですね。
夏になると香具山では白布を干すといいますから。
そして、その香具山には白い布がたなびいていますので。
(気づけばもう夏。青山に白布がたなびいて、なんとも清々しいことです)
持統天皇(645-702)
第41代天皇。父は天智天皇(1番)。
飛鳥浄御原宮・藤原宮で国を治めて、国際色豊かな飛鳥文化を花開かせました。
『黒を愉しむ万年筆インク6色セットつき 万年筆のある毎日』の白兎でなぞりました。
深みのある綺麗な赤です。
大和三山
奈良盆地の南部に、畝傍山・耳成山・天香具山からなる「大和三山」があります。
持統天皇が自ら築き遷都した藤原宮から東南の方向に、天香具山の山容は望めたことでしょう。
藤原宮は大和三山にちょうど囲まれるように築かれました。
710年に平城京へ遷都するまで、都人にとってこの三山はなじみ深い景色だったのです。
藤原京跡から見る大和三山
奈良県橿原市醍醐町にある藤原宮跡は、橿原市に住む私にとって大変なじみ深い場所です。
藤原宮跡から見る畝傍山
藤原宮跡から見る耳成山
藤原宮跡から見る天香具山、手前に醍醐池
醍醐池のほとりの、向こうに天香具山が見える位置に、持統天皇の歌碑が建っています。
➡【橿原の万葉歌碑めぐり】天香具山を詠んだ持統天皇の歌~大和三山の眺めと共に〈藤原宮跡〉
大好きな『天上の虹』の主役の持統天皇が詠んだ歌を身近に感じられることを嬉しく思います。
使用したなぞり書きの本
なぞりがき百人一首 ユーキャン学び出版(2020/10/23)
本の内容については、こちらの記事で詳しく書いています。
使用した万年筆インク
黒を愉しむ万年筆インク6色セットつき 万年筆のある毎日
詳しくはこちらをご覧ください。
ガラスペンで愉しむなぞり書き
なぞり書きに使っている万年筆インクとなぞり書きの本のまとめページを作っています。
最後までお読み頂きありがとうございます。