【なぞりがき百人一首】「光る君へ」登場で注目集まる!道綱母の歌~兼家との輝かしい日々

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ユーキャンさんのおうち時間シリーズ『なぞりがき百人一首』を楽しみながら、「光る君へ」の場面を思い出しているみくるです。

今回は作中でも登場した右大将道綱母が詠んだ53番の歌をご紹介します。

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嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は

百人一首53番の右大将道綱母の歌は、最近来ない夫への皮肉を詠んだ歌です。

なぞりがき百人一首 道綱母の歌

嘆きつつ ひとり寝る夜の
明くる間は いかに久しき
ものとかは知る
53番/右大将道綱母

(現代語訳)
貴方が来てくださらないのを嘆きながら独りで寝る夜、夜明けまでがどれほど長いか、貴方にはわからないでしょうね(最近全然来てくださらないのね)

「かは」は反語の係助詞で、わかりますか(わからないでしょうね)の意です。

右大将道綱母(936?-995?)藤原道綱母。平安時代の女流歌人。藤原兼家の妻の一人で、兼家との間には子・道綱がある。兼家と結婚してから20年余りの結婚生活をしたためた『蜻蛉日記』は女流文学の先駆けとして名高い。

「光る君へ」での描かれ方

NHK大河ドラマ「光る君へ」では、右大将道綱母(藤原道綱母)を財前直見さんが演じられています。作中名は「藤原寧子」です。

NHK大河ドラマ「光る君へ」登場人物紹介(藤原寧子)
大河ドラマ「光る君へ」 / X (twitter.com)

道綱の母 藤原 寧子(ふじわらのやすこ)
財前 直見(ざいぜん・なおみ)

藤原兼家の妾(しょう)。一人息子の道綱を溺愛している。和歌にたけており、兼家との日々を『蜻蛉日記(かげろうにっき)』として残した、才色兼備の女性。まひろ(紫式部)も幼いころから、『蜻蛉日記』を読みこんでいる。

【「光る君へ」人物紹介】藤原 寧子 – NHK

道綱母の夫の藤原兼家は段田安則さんが演じられています。

光る君へ場面写真(兼家と寧子)
大河ドラマ「光る君へ」 / X (twitter.com)

この歌は道綱が生まれたばかりの頃、ほかに女性ができて足が遠のいた兼家に道綱母が贈ったものと『蜻蛉日記』に記されています。

まひろが道長に「北の方でないと嫌だ」と言っていたのは、『蜻蛉日記』読むなどして、妾の辛さを知っていたからだと思うのですが、辛い日々を綴ったばかりのものでは無かったようです。

兼家が死の直前に、この歌を口ずさみ、「あれは輝かしい日々であった」と言ったのが印象に残っています。待つばかりの日々は辛くもあったでしょうが、今を時めく兼家に愛された日々は、道綱母にとっても輝かしく素敵な思い出だったのでしょう。

石山寺詣の場面で道綱母がまひろたちに語ったセリフが全てを物語っていました。

それでも殿との日々が私の一生の全てでございました。私は日記を書くことで己の悲しみを救いました。あの方との日々を日記に書き記し、公にすることで妾の痛みを癒したのでございます。
不思議なことに、あの方はあの日記が広がることを望みました。あの方の歌を世に出してあげた。それは私の密かな自負にございます。そこまでして差し上げても妾であることに変わりはないのでけれども。

NHK大河ドラマ「光る君へ」藤原寧子の台詞

そうは言っても、妾は辛い、嫡妻にしてもらえとまひろたちに勧めるのですが。

右大将道綱母の歌の解説

日記が世に出て、周りの人に読まれている状況に変な感じがするのですが、今で言うと有名人の奥様がアメブロをされているようなイメージでしょうか?
『蜻蛉日記』にはあんな凄い人の妻なのよ!と自慢するような要素もあったと言います。

独り寝の寂しく長い夜を「ブルーブラック」のインクを入れたプラチナ万年筆さんの「プレピー」でなぞりました。mizutamaさんコラボデザインのものを使っています。0.3細字です。

なぞり書きに使用した万年筆(プレピー)

「百人一首」には選定した藤原定家を含め、藤原姓の歌人が目立ちます。

歌人名に「藤原」と明記されているのは7人のみですが、実際は33人が藤原姓です。区別が付き辛かったのですが、「光る君へ」のおかげで歌人たちがぐっと身近になり、なぞり書きするのもより楽しくなりました。

これからも平安時代の歌人たちについても、どんどんと学んでご紹介していきたいです。

こちらの記事では物語中でまひろたちが参拝していた「石山寺」についてご紹介しています。

平安時代、貴族による石山詣が盛んになり、女流文学者も数多く石山の地を訪れました。紫式部が『源氏物語』を起筆した地と言われています。

「光る君へ」の登場人物たちが詠んだ歌

「光る君へ」のおかげで『百人一首』の歌人たちがぐっと身近になりました。「光る君へ」の登場人物たちが詠んだ歌を番組での描かれ方と感想を交えてご紹介しています。

42番/清原元輔(清少納言の父)
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53番/右大将道綱母(藤原道綱母)
(当記事)

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使用したなぞり書きの本

なぞりがき百人一首 ユーキャン学び出版(2020/10/23)

本の内容についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
堂鳩でなぞる【なぞりがき百人一首】1番/天智天皇【万年筆のある毎日】

最後までお読み頂きありがとうございます。

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