ガラスペンでなぞり書きを楽しんでいるみくるです。
紙工作ぺんさんの「大人のなぞり書き」や、『ガラスペンでなぞる文学の小道』をなぞって、昔好きだったお話を思い出しては懐かしんでいます。
同じように文学をなぞれる本を探していて、見つけたのが『大人の脳トレ名作なぞり書き』です。
本の内容はこちらの記事で詳しくご紹介しています。
ガラスペンでなぞる【平家物語】
第1章「脳の働きをスムーズにしよう」より『平家物語』をガラスペンでなぞりました。
ふりがなが付いているテキストページを先に音読してからなぞります。
平家物語は鎌倉時代前期成立の、作者不詳の軍記物語です。
平家一門の興亡、乱世の人間模様を叙事的に描きます。
学校の授業で暗唱したので、冒頭部分は今でも記憶に残っています。
慣れた心地よい音読では、感情の中核、「大脳辺縁系」の活動が高まります。
慣れない音読では、読みや発話にかかわる「言語野」や、記憶や感情を一時的に保持して活用することにかかわる「前頭前野」の活動が高まりす。
巻末にある「鑑賞の手引き」に口語訳が載っています。
祇園精舎の鐘の響きは、この世のすべてが常なく変わってゆくものという真理を告げ知らせ、沙羅双樹の花の色は、盛んな者も必ず衰えるという真理をあらわす。
得意の絶頂にあっても、春の夜のはかない夢のように長くは続かない。
どれほど威勢を誇っても、最後には滅びるのは、風に吹き飛ばされる塵と同じである。
遠く外国の例をたずねると、秦の趙高らは皆、本来の政を行わず、楽しみを極め、周囲の忠告を聞かず、世の中の乱れ、人々の嘆きにも気づかず、滅亡した。
近くは日本でも、承平の乱の平将門らが武力によって国を乱し、権勢と勇猛心はそれぞれ並外れていたけれども、最近の平清盛という方の驕り高ぶるさまは、筆舌に尽くしがたいものだ。
大人の脳トレ名作なぞり書き 鑑賞の手引き
今回の脳活トレーニングは始めの部分の暗唱です。
なかなか暗唱できず
暗唱するの昔は得意だったんだけどなあ。
と、脳の衰えを感じるのですが、
とあり
年のせいにしてたらいけないな
と思いました。
音読することで「前頭葉」特に「前頭前野」が鍛えられます。
発達障害がある人にも有効らしいです。
私は発達障害なので、音読を習慣にしたいです。
使用したなぞり書きの本
大人の脳トレ名作なぞり書き 篠原菊紀監修 青春出版社(2017/11/5)
使用したガラスペンとインク
COCOUNITYガラスペンセット
ガラスペンで愉しむなぞり書き
なぞり書きに使っている万年筆インクとなぞり書きの本のまとめページを作っています。
最後までお読み頂きありがとうございます。