塗り絵を通して季節のイベントを楽しんでいるみくるです。
厳しい残暑が続いていますが、SNSでは秋がテーマの塗り絵をお見かけするようになりました。
私も秋らしい塗り絵をと思い、『塗り絵でまなぶ配色のきほん』より、お月見やハロウィンなど季節のイベントの塗り絵を4枚ご紹介します。
『塗り絵でまなぶ配色のきほん』は「色の知識があればもっと素敵に塗れるのに」という塗り絵好きの方のために、塗り絵を楽しみながら自然に配色の基本が学べるように構成された本です。
塗り絵でまなぶ配色のきほん
1章 配色の基本レッスン
1章では、色彩の基本を9つのドリルで学びます。
- レッスン1 すべての色は連続して変化している
- レッスン2 トーンを変えて影を塗ってみよう
- レッスン3 グレイッシュな色を楽しもう
- レッスン4 混色すれば色は無限大
- レッスン5 まとまり感のある配色のコツ
- レッスン6 動きのある配色のコツ
2章 4つのイメージをつくってみよう
レッスン9で、1章「配色の基本レッスン」は終了です。次の章からは、1枚の絵を仕上げながら、思い通りのイメージをつくり出すコツを学びます。
2章は「4つのイメージをつくってみよう」です。
- 元気で楽しい配色
- かわいくファンシーな配色
- エレガントな配色
- ナチュラルな配色
4つの配色をそれぞれ5枚のイラストを塗りながら学べるようになっています。
5章 楽しいイベントの配色
2章以降はランダムに塗っていますが、季節の塗り絵が好きなので、5章を一番にコンプリートしました。
5章「楽しいイベントの配色」には12のレッスンがあります。
「日本の伝統模様」「イースター」「お花見と春の和菓子」「華やぐ誕生日」は先にご紹介しました。
今回は、この中から「七夕飾り」「花火と夏祭り」「ネコのお月見」「ハッピー・ハロウィン」の4枚をご紹介します。夏の塗り絵と秋の塗り絵です。
七夕飾り
見た目に涼やかな黄緑を中心にした配色です。
色相に幅を持たせるため、明るい黄緑から深い青緑までの範囲をメインカラーとし、輪飾りの赤や黄色でわずかに変化を付けています。
お手本を参考に少し配色を変えて塗りました。テキストに書かれている色番号は「ポリクロモス色鉛筆」のものです。
「同系色の配色では画面の8〜9割を似たような色調でまとめます」とありますが、ついカラフルに塗りたくなってしまいます。輪飾りを赤紫で塗ったら目立ち過ぎたかも。
『大人の3色塗り絵レッスン帖』では、色の面積に意識を向けた配色を学んでいます。
七夕飾りの塗り絵だと、明るい黄緑が「ベースカラー」、深い青緑が「サブカラー」、赤や黄色が「アクセントカラー」でしょうか。
配色の知識が増えるとセンスアップできそうです。
花火と夏祭り
黒を背景にしたときには、どんな色でも本来より鮮やかに明るく感じられます。
たくさんの色を使ってその効果を楽しみましょう。特に花火の色にはカラフルな色を付けてみましょう。
花火をカラフルに塗ると、黒背景の効果を実感できました。「ポリクロモス色鉛筆」の鮮やかさがより際立って綺麗です。
黒背景の効果は、ダイソーさんの「ブラックぬりえシート」でも実感しています。
こんな風にガシガシとカラフルに塗っています。
➡ダイソー塗り絵【サンリオキャラクターズ みんなあつまれ】ハローキティとポムポムプリン
背景を自分で黒く塗り潰すのは大変なので、初めから塗ってある塗り絵だと手軽に楽しめていいですね。
ネコのお月見
今年(2024年)の中秋の名月は9月17日でしたね。暑い日が続いているので、実感が無いままその日を迎えてしましいました。
中秋の名月は旧暦の8月15日に出る月のことなので、毎年日にちがかなり変わります。ちなみに来年(2025年)の中秋の名月は10月6日なので、だいぶ秋めいていることでしょう。
「ネコのお月見」では、鈍い色を使うことで、和の雰囲気が表現されています。
月の色に鮮やかな黄色を使うのはなく、深みのあるゴールド系の色を使ったり、空の色を真っ黒にせず、深い藍色を使っています。
和の配色の表現では、アクセントカラーの設定が難しいのですね。今度、和柄を塗る時に意識してみようと思います。
ハッピー・ハロウィン
塗り絵をするようになるまでは、ハロウィンはいつの間にか過ぎてしまっているイベントでしたが、今は塗り絵でハロウィンを楽しんでいます。
お約束のハロウィンカラーは濃い紫、強いオレンジ、闇夜の黒です。
可愛くしたくてテキストとは配色を変えてみました。
「左のおばけはグレイの濃淡で楽しい動きをつけましょう」とあるのですが、黄色の濃淡でかわいくしました。頬紅もつけてあげました。
黄色で影を付けるのも、頬紅も、mizutamaさんの真似っこです。
使用した大人の塗り絵の本
塗り絵でまなぶ配色のきほん 桜井輝子 ホビージャパン(2020/1/20)
著者の桜井輝子さんは、塗り絵をされる方にも人気の『配色アイデア手帳』を書かれている方です。カラーイラストによる色彩の解説が豊富にあり、塗り絵を塗る際の配色にも活用しています。
使用した色鉛筆
ポリクロモス色鉛筆60色セット
テキストに載っている色番号は36色セットに入っているものです。「混色がしやすく、表現の幅が広がる色鉛筆」です、と紹介されています。
お手本で使われている主な色のチップが載っているので、手持ちの他の色鉛筆を使う場合でも、色が選びやすいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。