塗り絵を通して季節のイベントを楽しんでいるみくるです。
もうすぐイースターです。以前はあまり気に留めていなかったのですが、SNSの投稿でイースターの塗り絵をよくお見かけするので、日にちが近づくと私もイースターの塗り絵を塗りたいと思うようになりました。
今回は『塗り絵でまなぶ配色のきほん』より「イースター」のページとあわせて季節のイベントの塗り絵を4枚ご紹介します。

『塗り絵でまなぶ配色のきほん』は「色の知識があればもっと素敵に塗れるのに」という塗り絵好きの方のために、塗り絵を楽しみながら自然に配色の基本が学べるように構成された本です。
塗り絵でまなぶ配色のきほん
レッスン内容
ますは色彩の基本を9つのドリルでまなびます。
そのあとは、イメージを作るための配色、イベントの配色などについて解説されています。
➡コツを学んで色彩センスアップ!【塗り絵でまなぶ配色のきほん】かわいくファンシーな配色とは?
5章 楽しいイベントの配色
今回ご紹介する第5章「楽しいイベントの配色」には12のレッスンがあります。
- 日本の伝統模様
- ひなまつり
- イースター
- お花見と春の和菓子
- バレンタイン
- 七夕飾り
- 花火と夏祭り
- 華やぐ誕生日
- ネコのお月見
- ハッピー・ハロウィン
- クリスマス
- 宝船と七福神
この中から今回は「日本の伝統模様」「イースター」「お花見と春の和菓子」「華やぐ誕生日」をご紹介します。
イースター
今年(2024年)のイースターは3月31日です。
イースターは「春分の日のあとの、最初の満月から数えて次の日曜日」と決まっていて、毎年日付が変わります。ちなみに今年の「春分の日のあとの最初の満月」は3月25日です。
日本の春分の日は1日程度前後し今年は3月20日でしたが、キリスト教圏では3月21日を「春分の日」と固定して計算します。
テキストページです。

キリスト教の行事であるイースターは、イエス・キリストが死後3日後に蘇ったことを祝う復活祭です。イースター・バニーやイースター・エッグは生命復活や豊かさのシンボルです。
塗り絵でまなぶ配色のきほん
見開きの右側は「塗ってみよう」のページです。
お手本で使われている主な色の番号が示されているので、同じ色を使って練習することができます。

テキスト通りの配色で塗って、床はメリハリが付くように濃い茶色を重ねてみました。卵はクッキリと、リボンと背景のガーベラはふんわりと塗って変化がつくように工夫しました。
配色のコツ
中央のイースター・エッグは、春の暖かな色をたくさん使います。全体のメインカラーが淡い色なので、濃い目の青をアクセントにします。
塗り絵でまなぶ配色のきほん
淡い色が中心の配色にすると全体がぼやけてしまうので、濃い色をアクセントカラーにすることは、「かわいくファンシーな配色」のレッスンでも学びました。
➡コツを学んで色彩センスアップ!【塗り絵でまなぶ配色のきほん】かわいくファンシーな配色とは?
日本の伝統模様
左ページの解説を引用します。
日本の赤は紅花の花びらから採れる色素で染めた「紅」、日本の青はタデ藍の葉から採れる色素で染めた「藍」です。ふたつの色を対照的に塗り分けることで、日本らしさを表現します。
塗り絵でまなぶ配色のきほん
見開き右側の「塗ってみよう」のページです。

細かくて時間がかかりましたが、好きな模様が塗れる楽しいページでした。
配色のコツ
紅には淡いパープルグレイを、藍には暗いブルーグレイを合わせることでニュアンス感を出しています。ヱ霞(えがすみ)は淡い茶系で表現しましょう。
塗り絵でまなぶ配色のきほん
紅と藍のことや、ヱ霞という言葉が知れて勉強になりました。和柄らしい配色にいつも悩むので、この本でコツを覚えたいです。
『こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ』は和柄らしさに悩みつつ塗っています。

➡塗り絵ブログ【こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ】和柄らしい配色で塗る「雨水」の3候
お花見と春の和菓子
左ページの解説を引用します。
春の季節が近づいてくると、私たちは特別な思いで花が咲くのを心待ちにします。メインカラーが桜色の濃淡になるため、アクセントカラーは色相に変化を持たせた黄緑と水色になります。
塗り絵でまなぶ配色のきほん
見開き右側の「塗ってみよう」のページです。

桜と和菓子って日本の美しさを感じる取り合わせですね。桜の花は見るのはいいけれど、塗るのは大変で途中で飽きてしまいました。和菓子を塗るのは楽しかったです。花より団子と思いつつも、綺麗塗れたお気に入りのページです。
配色のコツ
使う色が少ない場合は、色の濃淡をていねいに塗ることを楽しみましょう。驚くほどの立体感や素材の質感が表現でき、完成度がぐっと上がります。
塗り絵でまなぶ配色のきほん
完成度を上げるには丁寧に色を重ねるのがコツということを、体感できたページでした。
華やぐ誕生日
左ページの解説を引用します。
ゴージャスな誕生日のワンシーン。全体の面積としては赤の濃淡がメインです。色相環では赤の右となりが橙、赤の左となりが赤紫ですから、プレゼントとバラの花束に一体感が出ています。
塗り絵でまなぶ配色のきほん
見開き右側の「塗ってみよう」のページです。

お手本通りに塗りました。バラに苦手意識があるのですが、塗ってみると意外に楽しく塗れました。
色相環を意識すると、センス良く配色できそうです。配色の基本レッスンで色相環を塗りました。

➡大人の塗り絵【塗り絵でまなぶ配色のきほん】色相環を塗ってみよう(レッスン1)
配色のコツ
バラの葉の色に注目しましょう。明るい緑や黄緑を使うことで、華やかな印象に仕上がっています。葉っぱの色も絵の印象を左右する大切な要素です。
塗り絵でまなぶ配色のきほん
バラは明るい色で塗る方が好きかもと思いましたが、濃い色で影を入れているからこそ、葉っぱの明るい緑が活きて、華やかな印象に仕上がっているのだと体感できました。
使用した大人の塗り絵の本
塗り絵でまなぶ配色のきほん 桜井輝子 ホビージャパン(2020/1/20)
著者の桜井輝子さんは、塗り絵をされる方にも人気の『配色アイデア手帳』を書かれている方です。カラーイラストによる色彩の解説が豊富にあり、塗り絵を塗る際の配色にも活用しています。
使用した色鉛筆
ポリクロモス色鉛筆60色セット
テキストに載っている色番号は36色セットに入っているものです。「混色がしやすく、表現の幅が広がる色鉛筆」です、と紹介されています。
お手本で使われている主な色のチップが載っているので、手持ちの他の色鉛筆を使う場合でも、色が選びやすいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。