蘇我稲目のお墓?!【都塚古墳】古代のピラミッドと話題に【古墳巡り~明日香村】

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みくるです。

今回は2023年の2月に行った都塚古墳について記事にします。

都塚古墳1

都塚古墳は明日香村阪田にある方墳で被葬者は蘇我馬子の父、蘇我稲目が有力視されています。

都塚古墳2

 都塚古墳は、正月元旦に金鳥が鳴く伝承があり、金鳥塚とも呼ばれている。横穴式石室に家形石棺を納めた、6世紀後半の後期古墳である。墳形は東西41m、南北42mの方墳で、1~1.5mの周溝がめぐっている。墳丘は川原石を2~3石積み上げた石段が、少なくとも6段以上あり、非常に特殊な構造をしている。埋葬施設は南西に入口を設けた横穴式石室で、全長12.2mで、玄室の長さ5.3m、幅2.8m、高さ3.55mである。床面にはバラスが敷かれており、暗渠排水溝が設けられている。この中央部に二上山産の凝灰岩で造った刳貫式家形石棺がある。石棺の長さ2.23m、幅1.46m、高さ1.72mである。出土遺物には、鉄鏃・刀子・須恵器などがある。
 周辺には、石舞台古墳や塚本古墳などの大型方墳があるが、都塚古墳はこの中で最も古く、位置づけられ、しかも段状の石積みをもつ特殊な構造をしていることから、飛鳥前史を理解するためにも、重要な古墳といえる。

都塚古墳設置の案内版より引用

ピラミッド状に石積みされた特殊な形状をしていて、2014年の発表当初は大変話題になりました。

古代の大豪族蘇我稲目(そがのいなめ)(570年没)の墓との見方が出ている奈良県明日香村の都塚(みやこづか)古墳(6世紀後半)で16日、市民向けの説明会が開かれ、ファンらが田んぼの中のあぜ道に列をつくった。都塚古墳は調査で、墳丘が階段状に石積みされた例のないピラミッド形と判明。一辺約40メートルと、当時の天皇陵にも匹敵する大型の方墳だったことも分かった。

柵がされていて、石室内には入れません。

都塚古墳3

柵の隙間から覗くと家形石棺が見えました。

都塚古墳4
都塚古墳5

墳丘の上からの眺めです。

都塚古墳の墳丘の上からの眺め

こちらは蘇我馬子の墓とされる石舞台古墳です。
同じく方墳です。
石舞台展望台から撮りました。

石舞台古墳

都塚古墳周辺には駐車場がありません。
石舞台古墳の駐車場に車を停めて、徒歩でアクセスされることをおすすめします。