目指せ!飛鳥・藤原マスター【飛鳥・藤原まるごと博物館検定】受験を終えての感想と学習のポイント

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飛鳥・藤原マスターになりたいみくるです。
2024年2月10は第1回「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定の試験日でした。

試験の実施要項についてはこちらの記事でご案内しています。
飛鳥・藤原まるごと博物館検定【世界遺産登録】をめざして

今回は受験を終えての感想と試験内容及び学習のポイントについてお知らせします。

飛鳥・藤原まるごと博物館検定
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会場の様子と試験開始までの流れ

受験を迷っているうちに飛鳥会場(明日香村中央公民館)が満席になってしまい、奈良会場(帝塚山大学東生駒キャンパス)での受験となりました。

試験会場の帝塚山大学

試験時間は10時30~12時までの90分間。
9時45分ごろに会場に到着しました。

試験会場の様子(廊下)

入口の掲示で席を確認して教室に入ります。
2つの教室に分かれての実施で、受験者数130人と表記がありました。

試験会場の様子(教室)

席にはアンケート用紙が置かれていました。

10時10分までに着席して説明を受けたあと、問題用紙と回答用紙が配布されます。
問題は全部で70問、配点は問題1問につき1点。
60%以上の正解で合格です。

試験問題

「試験開始後30から退出しても構いません。
挙手して回答用紙の確認を受けて、後ろの扉から退出して下さい」
と説明を受けました。

開始までの15分がとても長く感じられました。

初級編の試験内容を「飛鳥学冠位叙任試験」から予測

「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定、第1回の今回は初級編のみの実施です。

実施要項は「古都飛鳥保存財団」のサイトをご確認下さい。
【令和6年2月10日(土)開催】「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定 – 公益財団法人 古都飛鳥保存財団

初級編は、飛鳥・藤原の文化観光資源及びその歴史的背景などについて基本的な知識レベルを問う問題(公式テキストの中から概ね90%以上)が出題されます。

公式テキストブックです。

「飛鳥・藤原まるごと博物館検定」公式テキストブック

第2回検定で初級編の合格者を対象に中級編が、第3回検定で中級編の合格者を対象に上級編が実施されると予測されます。

第1回ということで、過去問題などな無い中、初級編の出題範囲はどの程度なのか分からず不安に感じました。

程度・内容は

公式テキストの中から概ね90%以上を出題

※出題レベルの参考としては、「飛鳥学冠位叙任試験」入門編の過去問題をご確認ください。

【令和6年2月10日(土)開催】「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定 – 公益財団法人 古都飛鳥保存財団

ということなので、「古都飛鳥保存財団」のサイトで公開されている「飛鳥学冠位叙任試験」入門編に目を通して試験に挑みました。
「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定 – 公益財団法人 古都飛鳥保存財団

公開されている8回分全てに目を通すと、繰り返し出題されている問題が多くあることに気が付いたので、その部分を重点的に勉強しました。

繰り返し出題されているのは、例えば次のような問題です。

  • 昭和62年に雷丘東方遺跡で発見された墨書土器に書かれていた宮の名前は?
  • 大和三山のうちで標高が一番低い山は?
  • 「大君は神にしませば赤駒の腹這ふ田居を都と成しつ」とうたわれ称えられる天皇は?
  • 石舞台古墳の被葬者として、有力な人物はだれか?
  • 上ツ道、中ツ道、下ツ道、山の辺の道、一番東側を通るのは?
  • 奈良県高市郡志料によれば、亀石が西面するとこの一帯がどうなるとされているか?
  • 重要文化財須弥山石は明治35年にどこから出土したのか?
  • 草壁皇子の宮があったとみられる場所は、万葉集においてどのように詠まれているか?
  • 飛鳥大仏で有名な飛鳥寺、創建時の伽藍は一塔〇金堂です。〇に入るのは?

地理的な問題や、伽藍配置を問う問題を苦手に感じました。
「亀石が西面するとこの一帯がどうなるか」というような、伝承に関する問題もよく出題されていました。

また今回は、公開特別テーマとして「高松塚古墳」が7問出題されました。
特別テーマは毎回異なるものが事前に発表されると予測しています。

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功を奏した「飛鳥学冠位叙任試験」から予測しての学習

「飛鳥学冠位叙任試験」から予測して重点的に学習した箇所が多く出題されていました。

例えば次のような問題です。

  • 奈良盆地を一直線に横断し伊勢と河内を接続する古道は?
  • 飛鳥の古代寺院のうち、塔の北側と東西に金堂を配置する高句麗式伽藍配置の寺院跡はどれか?
  • 雷丘東方遺跡から出土した墨書土器に記されていた宮殿の名前はどれか?
  • 回廊の中心に金堂を置き、その南に東西2基の塔を配置した寺院はどれか?
  • 石舞台古墳の被葬者として有力視されている人物はだれか?
  • 須弥山石と石人像が出土した場所はどれか?
  • 「□の宮 勾の池の 放ち鳥 人目に恋ひて 池に潜かず」この万葉歌の□に入る言葉はどれか?
  • 明日香村川原の亀石にまつわる伝承は次のうちどれか?
  • 「大和三山」を高い山から順に並べた正しい配列はどれか?

入門編の受験を考えられている方は「飛鳥学冠位叙任試験」入門編の過去問題に目を通されることをおすすめします。

アンケートに回答して提出すると記念品が頂けました。

クリアファイルと缶バッジです。
公式テキストブックと一緒に写真を撮りました。

記念品のクリアファイルと缶バッジ

クリアファイルの表面と裏面です。

クリアファイルの表門と裏面

クリアファイルの中には「高松塚古墳壁画館」や「国営飛鳥歴史公園」の案内などが入っていました。

試験を受けたことで「飛鳥・藤原」についての理解が深まり、ますます関心を持ちました。
これからも学習を続けて「飛鳥・藤原マスター」を目指したいです。

数多く出題される万葉集に関する問題

当サイトでもよくご紹介している万葉集に関する問題は今後も多く出題されると思われます。

第1回検定で出題された問題と関連する投稿をまとめてご紹介します。

リンク先は無いものについては、順次追加していきます。

こちらの記事で明日香村内にある万葉歌碑40基をまとめてご紹介しています。

祝合格!認定証が届きました

試験内容を「飛鳥学冠位叙任試験」から予測しての学習が功を奏し、合格することができました。
こちらの記事で、受験者数や平均点などの試験結果のご紹介と、私が間違った問題の解説をしています。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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