大人の塗り絵を通して暦に興味を持つようになったみくるです。
去年(2023年)は『こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ』を塗っていました。
「七十二候」の塗り絵にはなかった「二十四節気」も塗りたくなって、今年は『自律神経を整えるぬり絵 日本の二十四節気をぬる』を始めることにしました。
日本には1年を24等分した二十四の節気という季節があります。
ぬり絵を通して旧暦が持つ季節感の豊かさを楽しみましょう。1日15分ぬるだけで自然と心が落ち着き自律神経のバランスが整います。
自律神経を整えるぬり絵 日本の二十四節気をぬる
楽しく自由にぬってみてください。
今回は本の内容と「立春」のページをご紹介します。
『日本の二十四節気をぬる』の内容
『自律神経を整えるぬり絵 日本の二十四節気をぬる』は『自律神経を整えるぬり絵』の第2弾です。
2015年11月に発売された前作は大反響を呼び、ベストセラーになりました。
懐かしい絵柄をぬって楽しく自律神経を整える
『自律神経を整えるぬり絵』は長年自律神経の研究を続けられている「順天堂大学医学部教授」の小林弘幸さんが考案された自律神経のバランスを整える新しいメソッドです。
懐かしい絵柄をぬって楽しく自律神経を整える!
自律神経を整えるのに効果的なのが、ぬり絵です。単純作業であるぬり絵は、いつでも手軽に始めることができ、集中して取り組めます。ゆっくりと呼吸を整えて作業に集中することで自然と自律神経が整い、心や体に好影響をもたらすのです。
また、自律神経の働きを活性化させるためには、「懐かしさ」を感じさせるのがポイントです。そこで今回は「二十四節気」をモチーフとして、日本人に馴染み深い情景や動植物を絵柄に採用しました。二十四節気をテーマとしたぬり絵は、春夏秋冬の繊細な色の移ろいを楽しみながら、懐かしさを感じることができるはずです。
日本の二十四節気をぬる 小林弘幸
自律神経の働きを活性化させるためには「懐かしさ」を感じさせるのがポイントなんですね。
楽しく塗る絵をしながら自律神経が整ったらいいな♪
1日15分ぬるだけで起きる良いことがたくさんあります
「自律神経を整えて心も体もどんどんすこやかになる」とタイトルがあり、自律神経が整うことで起きる効果が解説してあります。
ここでは項目名だけご紹介します。詳しくは本書をご参照ください。
- ストレス解消
- 疲労回復
- 免疫力アップ
- ぐっすり眠れる
- 認知症予防
二十四節気を通じて懐かしい気持ちに
自律神経の働きを活性化させるためには「懐かしさ」を感じさせるのがポイントというのは、前作の『自律神経を整えるぬり絵』にも書いてあったのですが、どういうことだろうと思っていました。
「記憶の片隅のイメージが自律神経を安定させる」そうです。
自律神経を安定させるのに効果的なのが、「懐かしい」という感情を抱くことです。そのため、誰もが一度は経験のあるぬり絵は、子どもの頃に遊んだ記憶を喚起する機能がある点でも、自律神経の活性化に深く関係しているのです。
日本の二十四節気をぬる
「懐かしい気持ち」は自分のいる環境を肯定することにつながり自律神経が整います。
ぬり絵目録 二十四節気を知る
「二十四節気」は太陽の動きをもとに1年を24等分した月日の節目につけられた名前です。
「国立国会図書館」のサイトに「日本の暦」について分かりやすく解説されたページがありました。
二十四節気(にじゅうしせっき)は、今でも立春、春分、夏至など、季節を表す言葉として用いられています。1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもので、「節(せつ)または節気(せっき)」と「気(中(ちゅう)または中気(ちゅうき)とも呼ばれる)」が交互にあります。太陰太陽暦(旧暦)の閏月を設ける基準となっており、中気のない月を閏月としていました。二十四節気は、その年によって1日程度前後することがあります。
二十四節気(にじゅうしせっき) | 日本の暦 (ndl.go.jp)
それぞれの季節感については、江戸時代に書かれた暦の解説書『こよみ便覧』に詳しく記載されています。
「二十四節気を知る」とタイトルがあり、それぞれの節気の解説があります。
二十四節気は立春から始まります。
立春(2月4日~18日頃)
日本の二十四節気をぬる
二十四節気では最初の季節で、旧暦では新しい年の始まりを指します。新暦ではおよそ2月4日頃のことで、寒さが厳しい時期ですが、強くなった日光からは春の気配を感じ始めます。
『日本の二十四節気をぬる』は片面印刷で24枚の塗り絵が収録されています。
「ぬり絵目録」として全ての節気の解説があります。
解説はそれぞれの節気の塗り絵のページに記載します。
効き目が実感できない人も注目!こんなときにぬるのが効果的
「空いた時間で気軽に進められるのがぬり絵の利点ですが、とくに以下のようなときにぬってみることで、心の落ち着きを取り戻すことができます」として、どんな時に塗るのが効果的なのかの解説があります。
ここでは項目名だけご紹介します。詳しくは本書をご参照ください。
- イライラしているとき
- 気分転換したいとき
- 不安を感じているとき
- 眠れないとき
キレイにぬるために
「誰でも気軽に始められるぬり絵ですが、上達すればさらに楽しさがアップします」として、簡単にできるテクニックが紹介されています。
画像付で詳しく解説されています。
ここでは項目名だけご紹介します。詳しくは本書をご参照ください。
完成度を高めるためのテクニック
- 好きな画材でぬってみる
- 初心者は3色でぬってみよう
- キレイにぬる基本鉄則
- 2つの色を合わせて色を作ろう
達人に学ぶ上手なぬり絵を作るテクニック
- 弧を描くようなタッチでワンランク上のグラデーションに
- 陰影の表現は黒ではなく紫や紺で
- 光の立体感は一方向×練り消しで表現
- 動物の目は茶色+黒でグッとリアルに
- 実際に使う色鉛筆を並べて配色は明度を同じ系統に
- 濃淡のコントラストで遠近感を演出する
ぬり終わったあとは飾ったりプレゼントにもつかえる
片面印刷でミシン目が入っているので、切り取って額に入れて飾ったり、プレゼントにしたりできます。
厚めのしっかりとした紙です。
SNSにアップするのもおすすめです。
ぬり絵の完成作品は、世界のどこにもないオリジナルの作品です。
【日本の二十四節気をぬる】1.立春
2024年の立春は2月4日です。
旧暦では、一年のはじまりは立春からと考えられていました。
そのため、節分や八十八夜など、季節の節目の行事は立春を起点として定められています。
ということで、『日本の二十四節気をぬる』の最初のページは立春です。
今年が始まって早1か月。
立春を機にまた気持ちを新たにし、日々を大切に過ごそうと思いました。
この本は綺麗な色でカラフルに塗ろうと思っています。
明るい綺麗な色が揃っている『三菱色鉛筆888』で塗っています。
mizutamaに教わった「ふわふわ塗り」を取り入れました。
➡mizutamaさんコラボのクリクルでふわふわ塗り | みくるの森 (mikurunurie.com)
裏面にタイトルと解説が書いてあります。
立春(2月4日~18日頃)
二十四節気では最初の季節で、旧暦では新しい年の始まりを指します。新暦ではおよそ2月4日のことで、この日から立夏の前までが春です。『暦便覧』では「春の気たつを以て也」とあり、寒さが厳しい時期ですが、強くなった日光からは春の気配を感じ始めます。
日本の二十四節気をぬる
暖かい地方では梅の花が咲き始め、メジロやウグイスの鳴き声も聞こえる頃です。
春らしい明るいページになったと思います。
『なつかしい歌の「ぬり絵」ブック』の「早春賦」も梅の花をカラフルに塗りました。
➡【なつかしい歌の「ぬり絵」ブック】「早春賦」 | みくるの森 (mikurunurie.com)
「春は名のみの」の春は立春の頃を表しています。
まだまだ寒い日が続きますが「暦の上では春」ですね。
こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ
去年(2023年)塗った『こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ』の「立春」に含まれる3候を振り返りました。
塗り絵を通して七十二候に詳しくなったと思っていたのですが、1年経つと忘れてしまっています。
- 【立春/初候】東風凍を解く
- 【立春/次候】黄鶯睆く
- 【立春/末候】魚氷に上る
「自律神経を整えるぬり絵」シリーズ
「自律神経を整えるぬり絵」シリーズは、2024年2月現在、第3弾まで出版されています。
第1弾の『自律神経を整えるぬり絵』はこちらの記事でご紹介しています。
➡好きな色で自由に塗ってリフレッシュ | みくるの森 (mikurunurie.com)
第2弾はこの記事でご紹介している『日本の二十四節気をぬる』です。
第3弾は『心やすらぐ動物たちをぬる』で2022年2月に発売されました。
愛らしいしぐさで心を癒してくれるネコやイヌなどの身近な動物から、日本人に愛され続けるパンダ、「神の鳥」「出会うと福が来る」といわれるライチョウまで、さまざまな動物が登場する塗り絵です。
愛らしい動物たちを塗ってほっこりすると自律神経が整いそうです。
塗るのはまた来年でしょうか。
使用した大人の塗り絵の本
自律神経を整えるぬり絵 日本の二十四節気をぬる 小林弘幸 アスコム( 2016/4/23)
使用した色鉛筆
三菱色鉛筆888 36色セット
最後までお読み頂きありがとうございます。