山の辺の道を歩く【八大龍王弁財天大神 龗神神社】龍神の棲まう絶景スポット(奈良県桜井市)

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古代ロマンを感じる史跡や美しい自然が楽しめる「山の辺の道」を歩くのが好きなみくるです。

今回は、奈良県桜井市に鎮座する「八大龍王弁財天大神 龗神神社」をご紹介します。「龗神神社」は、おかみのかみじんじゃ または りゅうじんじんじゃと読みます。岩壺池いわつぼいけと呼ばれる湖畔に鎮座しており、その神秘的な雰囲気で知られているパワースポットです。

八大龍王弁財天大神 龗神神社
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龍神様をお祀りするパワースポット「八大龍王弁財天大神 龗神神社」

八大龍王弁財天大神 龗神神社の概要

八大龍王弁財天大神 龗神神社おかみのかみじんじゃ または りゅうじんじんじゃ)は、奈良県桜井市茅原ちはらに鎮座する神社で、大神神社の近く、岩壺池いわつぼいけと呼ばれる湖畔に位置しています。

具体的な由緒や歴史については不明な点が多く、一説には、丹生川上神社下社にうかわかみじんじゃしもしゃより勧請を受けた神社であるとされています。

境内の看板には「日本最古の大神・八大龗王辨財天大神」と記されており、このことから八大竜王はちだいりゅうおう弁財天べんざいてんが祀られていると考えられています。

山の辺の道の道標には「八大竜王弁財天はちだいりゅうおうべんざいてん」と案内されています。

山の辺の道の道標
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八大龍王弁財天大神 龗神神社の御祭神

御祭神は、八大龗王辨財天大神とされていますが、詳細な祭神の情報は公式記録に乏しく、龍神信仰に基づくものと考えられます。「龗」の字は雨冠に龍と書くように、龍神と関連が深く、水にまつわる神様として信仰されています。

前回の記事でご紹介した、龗神神社と同じく山の辺の道沿いに鎮座する「大神神社末社 貴船神社」の御祭神は「淤加美神おかみのかみ」でした。

龗神と淤加美神は、どちらも日本の神道における龍神や水神に関連する神々で、非常に近い関係性を持つとされています。

龗神と淤加美神の関係

龗神(おかみのかみ)
「龗」は「龍」を意味し、龍神や水神として知られる神様です。

古くから雨や水をつかさどる神として信仰されています。「りゅうじん」とも読まれる場合がありますが、奈良県桜井市の龗神神社では「おかみのかみ」や「りゅうじんじんじゃ」とされることが多いです。

淤加美神(おかみのかみ)
「淤」は「水が淀む」ことを表し、「加美」は神聖な力や神を意味します。淤加美神も水や龍神に関連する神で、特に『古事記』や『日本書紀』で高龗神(たかおかみのかみ)や闇龗神(くらおかみのかみ)と関連付けられます。

古事記』では、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が火神・軻遇突智(かぐつち)を斬った際、その血や体から複数の神が生まれたとされます。この中に高龗神(たかおかみのかみ)や闇龗神(くらおかみのかみ)が登場し、これらが淤加美神や龗神の原型と考えられます。

日本書紀』でも同様に、伊邪那岐命の神生みの中で水神として高龗神や闇龗神が登場し、龍神や水の神として記述されます。

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龗神神社の境内の様子

鳥居の周辺には桜が植えられていて、山の辺の道から見上げると、赤い鳥居と相まってとても綺麗です。この日は、満開の時期を少し過ぎてしまっていました。

八大龍王弁財天大神 龗神神社の境内の様子

龗神神社の鳥居

八大龍王弁財天大神 龗神神社の境内の様子

鳥居をくぐり、木々の生い茂る参道を抜けると、池の奥に本殿が姿を現す様子は非常に特徴的です。かつては参道も池の一部だったようですが、現在は水が枯れています。

八大龍王弁財天大神 龗神神社の境内の様子

池沿いに小さな社と小道があり、奥の龗神神社にお詣りします。

池の向こうの鳥居から社殿を望みます。

八大龍王弁財天大神 龗神神社の境内の様子

池の向こう側に見える白い建物が、八大龍王弁財天大神社殿のようです。扁額に「八大龍王辯財大神 龗神神社」 と掲げられていました。

八大龍王弁財天大神社殿横から、奥の龗神神社を望みます。

八大龍王弁財天大神 龗神神社の境内の様子

湖の奥に佇む龗神神社は、龍神の棲まう場所としてふさわしい風情があります。

小さい神社ですが、龍神信仰や水に関わる祈願を求める人にとって特別な場所です。パワースポットとしても人気があり、呼ばれないと辿り着けないと仰る方もおられます。

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八大龍王弁財天大神 龗神神社へのアクセス

奈良県桜井市茅原342

駐車場はありません。

狭井神社の鳥居横から、山の辺の道を歩いて5分程です。
JR三輪駅からは、徒歩18分程です。

狭井神社の鳥居横から続く山の辺の道

こちらの記事では、山の辺の道を狭井川さいがわ神武天皇とその皇后・伊須気余理比売命いすけよりひめのみことの出会いの物語をご紹介しています。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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