【山の辺の道の歌碑めぐり】大神神社の倭建命の歌碑と古事記歌謡「大和は国のまほろば」奈良県桜井市

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景色を楽しみながら歌碑を訪ね歩き、いにしえの歌人の思いに触れるのが好きなみくるです。

日本最古の道「山の辺の道」には38基もの歌碑が建てられています。全部を見つけたいと思っています。

今回は、観光パンフレット「山の辺の道」に掲載されている中から、30番の倭建命やまとたけるのみことの歌碑をご紹介します。

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やまとは国のまほろば…

大神神社の倭建命の歌碑

倭建命の歌碑は、大神神社の境内の宝物収蔵庫に向かつて左側の木立の中に建っています。

宝物収蔵庫は、境内マップ11番、祈祷殿の向かいにあります。

境内マップ | 大神神社(おおみわじんじゃ)

倭建命の歌碑です。

やまとは くにのまほろば
たたなづく 青がき
山ごもれる 大和し うるわし

古事記・中巻 倭建命(やまとたけるのみこと) 

(現代語訳)
大和の国は、国々の中で最もよい国だ。重なり合って、青い垣をめぐらしたような山々、その山々に囲まれた大和は、美しい国だ。

黛敏郎氏と古事記歌謡

揮毫者の黛敏郎まゆずみとしろうは作曲家です。映画音楽やテレビの司会にも才人ぷりを発揮され、代表作に「涅槃交響曲」等があります。

歌碑に刻まれているのは、古事記歌謡:「大和は国のまほろば たたなずく青垣 山ごもれる 大和しうるわし」です。

黛敏郎氏は万葉集研究の第一人者の犬養孝氏の教え子でした。犬養先生独特の万葉朗唱は「犬養節」と呼ばれ、多くの人に親しまれました。

楽譜が読めたらこの歌詞も朗誦できるのでしょうね。

こちらの記事では、犬養孝氏の業績を顕彰する記念館である「犬養万葉記念館」をご紹介しています。

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ヤマトタケルが最後に偲んだ倭

ヤマトタケルは第12代景行天皇の皇子で、第14代仲哀天皇の父にあたります。熊襲くまそ征討・東国征討を行ったとされる日本古代史上の伝説的英雄です。

『日本書紀』では主に「日本武尊(やまとたけるのみこと)」、『古事記』では主に「倭建命(やまとたけるのみこと)」と表記されます。現在では、漢字表記の場合に一般には「日本武尊」の用字が通用されます。

ヤマトタケル – Wikipedia

こちらの記事では、ヤマトタケルの物語と、死を前にした皇子が偲んだであろう大和の美しい青垣の山々が望める「鎌砥池」の景観をご紹介しています。

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大神神社へのアクセス

奈良県桜井市三輪1422

無料駐車場あり

JR桜井線(万葉まほろば線)三輪駅より 徒歩5分
JR桜井線・近鉄大阪線 桜井駅 北口2番乗り場より シャトルバスで約20分

こちらの記事では、倭建命の歌碑の隣に建っている長屋王の歌碑をご紹介しています。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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