マップを見ながら史跡巡りをするのが好きなみくるです。
今回は、「山の辺の道美化推進協議会」さんが発行されている、観光パンフレット「山の辺の道」から、桜井市三輪の「大神神社」で開催されていた「第71回 菊花奉納展」の模様をご紹介します。
開催期間は、2024年10月10日(木) ~ 2024年11月18日(月)でした。
山の辺道歩きで参拝した大神神社で、思いがけず出会った菊があまりに見事だったので、ご紹介したいと思いましたが、残念ながら今年の展示は終了してしまいました。
来年は、いち早く開催の情報を手に入れて、記事を更新しようと思っています。
大神神社 第71回 菊花奉納展
第71回 菊花奉納展
大神神社で開催される「菊花奉納展」は、昭和29年(1954年)より始まり、今年(2024年)で71回目を迎えました。
奈良県菊花連盟の方々よりご奉納の菊花が、境内で大輪の花を咲かせています。
白や黄色の見事な菊が大輪の花を咲かせ、目を楽しませてくれています。
祈祷殿前にも菊花が並べられています。七五三シーズンということもあって、多くの方が記念撮影されていました。
奉納菊花展は儀式殿横で催されています。こちら以外にも境内各所に奉納されています。
大神神社とうさぎ
「ご参拝記念」と書かれた可愛らしいうさぎの日付ボードが設置されています。
大神神社の祭神は、「因幡の白うさぎ」を助けたことでも知られる大物主大神です。そのことからも兎と縁が深く、絵馬にも描かれています。
参集殿の玄関では「なで兎」と呼ばれる兎が迎えてくれます。
撫でることによってご利益があると言われ、特に手や足などの痛みを取ってくれると伝えられています。人気のなで兎は、皆さんに撫でられてピカピカです。
祈祷殿向かいの歌碑広場
祈祷殿の向かいの宝物収蔵庫横には、歌碑広場があり、倭建命や長屋王などの歌碑が建っています。
こちらの記事では、倭建命の歌碑をご紹介しています。作曲家の黛敏郎氏の揮毫によるものです。
大神神社の四季のおまつり
11月15日は午前10時より、大神神社拝殿にて「講社崇敬会月次祭」に併せて、「七五三詣生育安全祈願祭」が執り行われました。
私が参拝したのは、11月17日でしたが、この日も七五三詣りをされる方でいっぱいでした。
大神神社では1日に月次祭、15日には講社崇敬会月次祭、十二支の卯の日(上の卯)に卯の日祭が毎月執り行われます。
月次祭は氏子崇敬者の前月の神恩感謝と今月のご隆昌とご安全を祈ります。
講社崇敬会月次祭は、大神神社の講員・崇敬会員のご隆昌とご安全を祈り、併せて交通安全祈願祭を執り行います。
卯の日祭は崇神天皇が卯の日に大神祭を始められて以来、大神祭が「卯の日神事」と呼ばれるほどに卯の日がご神縁の日であり、その干支の日を大切にして毎月行われるものです。
各祭典では神楽が神前に奉納され、斎主以下参列者全員で「大祓詞」「神拝詞」「いのりの詞」を唱和します。また、講社崇敬会月次祭では、みわ鈴を手のひらにつつみ、鈴を振る「むすびの鈴行」を全員で行い、神明のご加護を祈ります。
いずれの祭典も自由に参列できます。
大神神社へのアクセス
奈良県桜井市三輪1422
お車でお越しの場合
駐車場はJR踏切より西側の参拝者無料駐車場をご利用ください。下の図にある①~④の駐車場は全て無料です。
公共交通機関をご利用の場合
JR桜井線(万葉まほろば線)三輪駅より 徒歩5分
JR桜井線・近鉄大阪線 桜井駅 北口2番乗り場より シャトルバスで約20分
詳しくは大神神社の公式サイトをご覧ください。
境内案内図
大神神社の公式サイトに掲載されている境内マップを引用させて頂きます。
境内設置のパンフレットには「三輪山麓ごあんない図」が掲載されれていました。
山の辺道沿いの名所も合わせて掲載されています。
こちらの記事では、案内図左下の箸墓古墳をご紹介しています。
箸墓古墳は奈良県桜井市箸中にある巨大な前方後円墳です。邪馬台国の女王卑弥呼の墓という説もある、わが国において最も有名な古墳の一つです。
最後までお読み頂きありがとうございます。