NHK大河ドラマ「光る君へ」が大好きなみくるです。
「光る君へ」でユースケ・サンタマリアさんが演じられる「安倍晴明」。今までとは違う安倍晴明像に注目が集まっています。
今回は奈良県桜井市の「安倍文珠院」の安倍晴明ゆかりのお堂などをご紹介します。
「光る君へ」で描かれる安倍晴明の人物像
安倍晴明と言えば、羽生結弦選手が演じられた「SEIMEI」や野村萬斎さんが演じられた映画「陰陽師」が印象に残っています。
人間離れした妖しげな能力を使うダークヒーローというイメージを持っていました。
「光る君へ」でユースケ・サンタマリアさんが演じられる安倍晴明は、超能力をもつ人物ではなく、平安時代に生きる役人として描かれます。
安倍晴明は「あべのせいめい」と呼ばれることが多いですが、晴明が生きていた時代の名前は訓読みが基本でした。
正式な読み方不明なのですが、「光る君へ」では「はるあきら」と呼ばれています。
NHKの人物紹介のページに、「陰陽師(おんみょうじ)。陰陽寮に属する天文博士。並外れた占いの才能を持ち、常人にはない力があると畏怖される存在。天皇や貴族の生活はもちろん、政局にも大きな影響を及ぼす。」とあります。
これからの展開が楽しみです。
清明堂
安倍晴明をお祀りする「清明堂」
安倍晴明をお祀りする「清明堂」は「干支のジャンボ花絵」が見渡せる展望台に建っています。
安倍文珠院は安倍一族の寺として古来より安倍晴明信仰の聖地の一つとして数えられています。
平成16年(2004年)、安倍晴明千回忌を迎えるにあたり二百年振りに晴明堂が再建されました。
正面にある「如意宝珠」は、いかなる願望も意のままに成就し、また悪を払い、災難を防ぐ功徳があると信じられている玉です。
安倍晴明天文観測の地
「清明堂」が建つ展望台は、安倍晴明が星を見て吉凶を占ったと伝わる「安倍晴明天文観測の地」でもあります。
展望台からは大和三山に二上山、葛城山が見渡せます。
「光る君へ」のオープニングは、安倍晴明が星を見て吉凶を占うシーンでした。
あのようにして、ここから星を見たのかもしれません。
金閣浮御堂
金閣浮御堂・霊宝館は開運弁財天(大和七福神)、安倍仲麻呂、安倍晴明の御尊像、安倍晴明の御尊軸をはじめ陰陽道に関する宝物をお祀りしている御堂です。
堂内の六面の壁面には秘仏の十二天御尊軸(室町時代)がお祀りされています。
十二天とは四方(東・西・南・北)と、四隅(東北・東南・西北・西南)の八方、天と地、日と月、すべての方角を司る守護神です。
拝観できる寺宝は時期によって異なりなります。
詳しくは阿部文珠院の公式サイトをご覧ください。
➡境内のご案内と境内施設のご紹介 | 安倍文殊院
国宝の「渡海文殊群像」や安倍晴明の御尊像「安倍晴明像」などの寺宝が拝見できます。
➡寺宝と文化財 | 安倍文殊院
安倍晴明の母親をお祀りする「稲荷社」
稲荷社は安倍晴明出生の地として、古来より安倍晴明の母親と伝承される白狐・信太森葛葉稲荷をお祀りしています。
江戸時代まで境内にある西古墳の頂上に稲荷社がありました。
現在は、安倍晴明がお祀りされている金閣浮御堂が見える場所に遷座されています。
五穀豊穣・金運財運・商売繁盛・家運隆昌等の御利益が厚いことで信仰されています。
安倍文珠院へのアクセス
奈良県桜井市阿部645
TEL 0744-43-0002
駐車場は3か所にありますが(普通車500円)、第1・第2駐車場は閉鎖されていることがあります。
境内駐車場(乗用車専用)の様子です。
こちらの記事では干支のジャンボ花絵をご紹介しています。
干支のジャンボ花絵を見に昨年末にお伺いしたばかりの安倍文珠院。身近にあるお寺にゆかりのある安倍晴明が「光る君へ」でどのように描かれるのか、とても楽しみです。
最後までお読み頂きありがとうございます。