塗り絵ブログ【こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ】夏の風物詩を鮮やかに「夏至」の3候

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大人の塗り絵を通して暦に興味を持つようになったみくるです。

去年(2023年)の立春から塗り始めた『こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ』を、今年は暦に合わせて振り返っていこうと思っています。

今回は二十四節気の「夏至」と「夏至」に含まれる七十二候の塗り絵を3枚ご紹介します。

日本の七十二候ぬりえ 表紙
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二十四節気「夏至」

今年は『自律神経を整えるぬり絵 日本の二十四節気をぬる』を塗り始めたので、『こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ』の記事でも合わせてご紹介します。
詳しくはそれぞれの記事をご覧下さい。

夏至(6月21~7月6日頃)
塗り絵ブログ【日本の二十四節気をぬる】三菱色鉛筆888で作る青空に映える「夏至」

『日本の二十四節気をぬる』より「夏至」

夏至

『こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ』には、七十二候をあらわした絵柄72点のほかに、二十四節気を表した絵柄4点(「春分」「夏至」「秋分」「冬至」が収録されています。

今年(2024年)の「夏至」は6月21日でした。6月24日(月)に、ウェザーニュースが2024年の夏の暑さの見通しを発表されました。

今年の夏(7〜9月)の気温は全国的に平年より高く、観測史上最も暑くなった昨年に匹敵する暑さとなる可能性があります。チベット高気圧と太平洋高気圧が上空で重なり合う“ダブル高気圧”で、35度以上の猛暑日が続いたり、地域によっては40度前後の酷暑になったりするおそれがあります。

2024年 全国的に暑い夏、最も暑かった昨年に匹敵か – ウェザーニュース

7月の始めから猛暑日が続いています。今年の夏も暑くなりそうですね。

夏至

トンボ色鉛筆」でカラフルに塗りました。水面に映った花火を表現したかったのですが、不自然で汚くなってしまいました。

【夏至】6月21日ごろ

1年のうちでもっとも昼の時間が長くなり、太陽高度ももっとも高くなります。いわば太陽の力が一番強くなる日です。三重県二見浦に浮かぶ「夫婦岩」で有名な二見興玉神社では夏至祭りが行われ、ふたつの岩の間から登る日の出を拝もうと多くの人が訪れます。

こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ

海のない奈良県に住んでいるのでなかな縁がなく、海上花火大会に行ったことがありません。いつか行ってみたいです。

【夏至/初候】乃東枯る

「乃東枯る」は「なつくさかれる」と読みます。「乃東だいとう」は「靫草うつぼぐさ」のこと。

乃東枯る

【夏至/初候】およそ6月21~25日ごろ
乃東枯るなつくさかれる

1年でもっとも昼の時間が長くなる夏至の頃、ひっそりと枯れてゆく花があります。「乃東だいとう」または「夏枯草かごそう」の異名を持つ靫草うつぼぐさです。靭とは、矢を入れる筒形の道具のこと。紫色の花穂の形が似ていることから名づけられました。茶色に変色し枯れた花穂を乾燥させたものは、利用や降圧に効き目のある薬として人々を助けてきました。

こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ

この本はいつも「トンボ色鉛筆」で塗っていましたが、今回初めて「ポリクロモス」を使いました。

使用した色鉛筆(ポリクロモス)

紙が少しツルツルしていて、トンボ色鉛筆だとムラになりやすかったのですが、ポリクロモスを使うと塗りやすかったです。高級な色鉛筆はやはり技術の無さを補ってくれます。

トンボ色鉛筆」で塗った「梅子黄うめのみきなり」と色味を合わせました。

こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ「梅黄なり」と「乃東枯る」

【夏至/次候】菖蒲華さく

菖蒲と書いて、あやめと読むのでややこしいのですが、七十二侯の「菖蒲華さく(あやめはなさく)」の「菖蒲」はアヤメのことです。

菖蒲華さく

トンボ色鉛筆」で塗りました。背景の模様を残しながら塗るのが難しくて、ムラになったのを気にして重ねていると濃くなってしまいました。

【夏至/次候】およそ6月26日~30日ごろ
菖蒲華あやめはなさく

山野にあやめが咲き出します。同じアヤメ科の植物には、花菖蒲、杜若があります。どちらも優れていて迷うという意味を持つ諺、「いづれ菖蒲か杜若」の通り、なかなか見分けがつかないもの。違いは生育場所。あやめは野原や山に、花菖蒲や杜若は水辺に生えます。また、あやめは外側の花弁に網目模様があり、「綾目」「文目」と書かれることもあります。

こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ

奈良県橿原市の「新沢千塚古墳群公園」で撮ったアヤメの写真です。野原や山に生えるのがアヤメなのですね。

新沢千塚古墳の菖蒲

【夏至/末候】半夏生ず

七十二候の「半夏生ず(はんげしょうず)」は半夏はんげが生えはじめる頃で、田植えを終わらせる目安にされてきました。半夏とはカラスビシャクというサトイモ科の薬草のことです。

7月1日〜31日まで1カ月間に渡って開催される「祇園祭」の山鉾が描かれています。

半夏生ず

ポリクロモス」で塗りました。

使用した色鉛筆(ポリクロモス)

背景は雲の周りを塗るだけにしてあっさりと。山鉾の色合いが映えたと思います。

【夏至/末候】およそ7月1日~6日ごろ
半夏生はんげしょう

半夏はんげ」とも呼ばれる、カラスビシャクが生える時期です。夏至から数えて11日目を半夏生と呼ぶのは、この候名からきています。半夏生は農作業における大切な節目で、田植えを終わらせておく目安とされました。京都では、祇園祭が始まります。祭りの期間は1か月。山鉾巡行やまほこじゅんこうや宵山、神輿渡御みこしとぎょなどさまざまな神事でにぎわいます。

こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ

山鉾の色が分からなくて、祇園祭について少し調べました(祇園祭|主な神事・行事|八坂神社 )。こちらに描かれているのは「長刀鉾」のようです。唯一、生稚児を乗せ巡行の先頭に立つ山鉾です。

7月1日〜31日まで1カ月間に渡って開催される祇園祭、ハイライトの「山鉾巡行」は17日(前祭)と24日(後祭)に行われます。

使用した大人の塗り絵の本

こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ 東邦出版(2016/10/3)

本の内容はこちらの記事で詳しくご紹介しています。

使用した色鉛筆

トンボ色鉛筆NQ 36色セット

ポリクロモス色鉛筆60色セット

最後までお読み頂きありがとうございます。

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