生まれも育ちも奈良県で、今は橿原市に住んでいるみくるです。
今回は、奈良県橿原市の耳成山公園をご紹介します。池の北側に桜並木が連なり、南側の池堤からは鮮やかな桜のラインと円錐形の美しい耳成山が望めます。
風が無い日は水面が鏡のようになり、見事な景観を見せてくれます。古池の畔に咲く雪柳と桜とのコントラストも楽しめるお気に入りの場所です。

桜咲き誇る耳成山公園
耳成山と大和三山
耳成山公園は、耳成山の南西麓にある古池を活かした親水公園です。耳成山は天香久山・畝傍山とともに大和三山に数えられています。
耳成山は大和三山の中では最も低い山ですが、円錐状の整った秀麗な山容をしています。瀬戸内火山帯に属する死火山で、浸食や盆地の陥没と堆積によって、現在の姿となりました。

こちらの記事では、中大兄皇子(後の天智天皇)が大和三山を詠んだ万葉歌をご紹介しています。
桜の季節の耳成山公園
橿原市内にも数多くある桜が美しいスポットの中でも、耳成山公園は特にお気に入りの場所です。

桜に加えて、山と水辺の景観という好きなものが両方楽しめるからです。

池の畔には雪柳が植えられていて、桜並木との素晴らしいコントラストを見せてくれます。


桜の見頃は、例年3月下旬から4月上旬です。

犬の散歩をしたり

池と桜を見ながらベンチでのんびりしたり、レジャーシートを広げたりと、各々楽しまれています。

広場や遊具もあるので、ボール遊びする子供の姿や、小さなお子さんを連れた家族連れ姿も多く見られます。

トイレも設置されています。

広場には東屋も。

桜の花を纏った耳成山の姿を映す古池
桜の季節に古池越しに望む耳成山の景観は「桜の花を纏った耳成山の姿を映す古池」として「奈良県景観資産」に登録されています。

風が無い日は、水面が鏡のようになり見事な景観を見せてくれます。

桜の花を纏った耳成山の姿を映す古池
名勝大和三山のひとつで円錐型の美しいかたちをした耳成山は、登山客や麓の公園で憩う人々で賑わいます。特に春になると公園に植えられた桜が美しく咲き誇り、見物客でより一層の賑わいをみせます。この桜並木が公園前面の古池に映し出される姿はとても美しいです。
奈良県景観資産-桜の花を纏った耳成山の姿を映す古池-/奈良県公式ホームページ
耳成山公園のホテイアオイ
こちらの記事では、耳成山公園の古池を彩るホテイアオイをご紹介しています。
ホテイアオイ(布袋葵)は、湖沼や流れの緩やかな川などの水面に浮かんで生育する水草です。丸く艶のある葉が水面から立ち上がり、青紫の花を咲かせます。

ホテイアオイの見頃は、例年8月中旬から9月下旬です。
耳成山公園へのアクセス
奈良県橿原市木原町108
無料駐車場(35台)があります。

こちらの記事では、橿原市山之坊町の米川沿いに鎮座する山之坊山口神社をご紹介しています。創建は昭和42年と新しいのですが、本来は耳成山に古くから鎮座していた神様をお祀りしています。
大きな木が4本立つ姿が好きでよくお詣りします。可愛らしい藤棚もあります。桜が咲く春の境内の様子と、米川の桜並木も合わせてご紹介します。
最後までお読み頂きありがとうございます。