生まれも育ちも奈良県で、今は橿原市に住んでいるみくるです。
今回は、奈良県橿原市小房町にある「おふさ観音」で開催されている、「バラまつり」「提灯まつり」「アジサイの小径」の模様をご紹介します。

2025年6月1日より、3つのイベントがトリプル開催となり、境内所狭しと吊られた提灯と、バラとアジサイがおりなす見事な光景を入場無料で楽しめます。
開催期間
- 春のバラまつり 5/15〜6/30
- 提灯まつり 10/1〜6/23
- アジサイの小径 6/1〜7月中旬
最新の情報は、おふさ観音さんの公式インスタグラムよりご確認下さい。かつてない花数とカラフルさに彩られる今年(2025年)のおふさ観音は、観音史上、最高の映えイベントとなっています。
バラが華やかに香る境内に、ところ狭しと吊るされた色とりどりの提灯と、瑞々しい紫陽花。それぞれが引き立てあって、とても綺麗でした。
花まんだらのお寺「おふさ観音」
おふさ観音の概要
「おふさ観音」は、奈良県橿原市小房町にあるお寺です。正式名称を十無量山 観音寺(じゅうむりょうざん かんのんじ)という、高野山真言宗の別格本山です。地元では、「小房(おふさ)観音」の愛称で親しまれています。

江戸時代(1650年、慶安3年)に、地元の娘「おふさ」が鯉ヶ淵という池で白い亀に乗った観音菩薩を目撃し、小さなお堂を建立して比叡山延暦寺北谷の観音院から十一面観音を譲り受けて祀ったことが始まりとされています。寺の通称「おふさ観音」はこの娘の名と地名の「小房(おふさ)」に由来します。

御本尊は、十一面観世音菩薩さまです。健康、長寿、厄除け、子授け、ぼけ封じのご利益があるとされ、大和七福八宝霊場や大和ぼけ封じ霊場の札所にもなっています。

おふさ観音の特徴
イングリッシュローズを中心に、約3,800種およそ4,000株のバラが境内に咲き誇り、その様子は「花まんだら」と称されます。

春(5月中旬~6月下旬)と秋(10月中旬~11月下旬)には「バラまつり」が開催され、多くの人で賑わいます。バラの香りと彩りが特徴です。

夏には、境内に約2,500個もの風鈴が飾られる「風鈴まつり」が開催され、涼やかな音色を楽しむことができます。
「バラまつり」「提灯まつり」「アジサイの小径」の模様
バラまつり(入場無料)
おふさ観音は「花まんだらの寺」と呼ばれるほど、美しいバラが咲き誇ることで有名です。春と秋の年2回、バラまつりが開催されます。
- 春のバラまつり 5月15日~6月30日
- 秋のバラまつり 10月19日~11月30日
2025年5月15日(木)から6月30日(月)まで「春のバラまつり」が開催されています。

人気のイングリッシュローズを中心に、約3,800種、4,000株のバラが境内に咲き乱れます。色とりどりのバラが咲く様子は仏様の世界に例えられ、「花まんだら」とも呼ばれます。

日本庭園「円空庭」の中の「茶房おふさ」では、バラのジュースやハーブカレーなどの期間限定メニューも楽しめます。


営業時間 10:00~16:30(LO 16:00) 不定休

美しい日本庭園「円空庭」を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせます。

提灯まつり(入場無料)
提灯は室町時代に中国より伝わり、古くから神仏へのお供えとして多くの寺社で大切にされてきました。提灯は暗闇を照らすとから古来より魔除け、厄除けの意味でも用いられています。
おふさ観音では、世の中を明るく照らしたいとの願いを込めて、2000個以上の様々の提灯が飾られます。
開催期間 10月7日~6月23日

境内所狭しと、カラフルな提灯が吊られています。

バラとアジサイのとの競演も見事です。

期間中、毎月10日程度の夜間拝観ライトアップが開催されます。本堂内の提灯も点灯され、夜間の本堂拝観もできます(本堂内のみ要500円)。
※普段は午後5時閉門、夜間拝観の日は午後8時閉門です。
※2025年は本堂で寺宝「三千仏弥勒菩薩掛け軸」が、20年振りに特別公開されています。
※期間中は提灯まつり限定のご朱印を受けられます。
6月のライトアップの予定
6/7(土)、14(土)、21(土)に夜間拝観ライトアップが開催されます。
※6月が終わると次の提灯のライトアップは10月までありません。
アジサイの小径(入場無料)
2025年6月1日より、「アジサイの小径」がスタートしました。

おふさ観音の「アジサイの小径(こみち)」は、住職が数年前から構想し、満を持して今年から一般公開されることになった特別なエリアです。

門を入ってから日本庭園「円空庭」まで続く小径に、約500株のアジサイが彩りを添えます。

一般的なアジサイだけでなく、珍しい最新品種も植えられいて、見応えがあります。


アジサイの見頃は一般的に6月上旬から7月上旬ですが、気候によって前後することがあります。 2025年は、バラまつりと時期が重なるため、バラとアジサイの競演が楽しめます。

おふさ観音のバラ市
おふさ観音のバラ市は、春と秋に開催される「バラまつり」の期間中に、バラの苗や関連商品を販売するイベントです。

門前の駐車場で開催されています。

バラの苗は、イングリッシュローズを中心に多種多様な品種が揃い、寺で丁寧に育てられた品質の高いものが提供されることが特徴です。

※バラ市の期間中は、門前の駐車場は利用できません(6月初旬ごろまで)。
十無量山 観音寺(おふさ観音)へのアクセス
奈良県橿原市小房町6-22
近鉄大和八木駅から徒歩25分
入場時間:午前7時~午後4時半(閉門は午後5時)
※夜間拝観の日は午後8時閉門
駐車場:あり
国道165号線の縄手町の交差点に案内看板が出ています。

西に入ってすぐに第2駐車場があります。

※通常、駐車場は無料ですが、土日祝は、駐車料金500円となります。
第2駐車場:収容台数12台(バス2台可)

西駐車場(おふさ観音横):収容台数5台

南駐車場(門前):収容台数5台
※バラ市の開催中は利用できません。

※5、6月の土曜、日曜は近隣の迷惑防止のため、門前とお寺すぐ横の駐車場は閉鎖となります。
※国道脇の第二駐車場は開いています(土日は駐車料金500)。
おふさ観音の前の道は狭いのでご注意下さい。


こちらの記事では、奈良県橿原市雲梯町にある「橿原運動公園バラ園」をご紹介しています。
畝傍山を背景に、約120種類、約1,300株の色とりどりのバラが咲き誇る魅力的なスポットです。近鉄電車との共演も人気です。
おふさ観音から車で10分ほどの距離ですので、ぜひ合わせてお出かけ下さい。無料駐車場があります。
最後までお読み頂きありがとうございます。