2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」を楽しみにしているみくるです。
私が住む奈良県には、豊臣秀長にゆかりのある地が数多くあります。
前回は、「土佐街道」沿いに軒を連ねる古い家並みの中から「武家屋敷(田塩家)」と「植村家長屋門」をご紹介しました。
今回は、奈良県高市郡高取町の「上子島砂防公園」をご紹介します。ハイキングシーズンは、高取城へ上る際の最初の休憩地点として賑わいます。

桜咲き乱れる「上子島砂防公園」
上子島砂防公園
上子島砂防公園は、高取川の上流、ちょうど高取城への入口に当るところにあります。

ハイカーが利用しやすいよう休憩できる広場等を設け、砂防、防災的な機能を果たすとともに水と緑豊かな公園として整備されました。

この日は、あいにくの雨模様でしたが、雨に濡れそぼつ桜も、水かさの増した高取川の流れもとても綺麗でした。

地元の保全ボランティアの皆様の活躍により、梅、桜、あじさいなど、一年を通して様々な花々が咲きます。また、秋は紅葉が美しい錦絵を描きます。

水が綺麗なため、6月中旬頃には、ほたるも見頃になるそうです。

雨なのは残念でしたが、貸し切り状態で桜の園を満喫できました。

上子島砂防公園の吊り橋
吊り橋や飛び石などもあり、散策を楽しめます。

咲き乱れる桜が造るトンネルの美しいこと。まるで夢世界でした。

砂防ダム
高取川の上流には砂防ダムが設けられています。

砂防ダムは、土砂の流出量をコントロールし、川の侵食や土石流を防ぐために河川に設置されるダムです。砂防堰堤とも言います。

阿波野青畝の句碑
砂防ダムの前に高取町出身の俳人 阿波野青畝の句碑が建っています。

阿波野青畝は、明治32(1899)年2月に高取町上子島で生まれました。句碑は上子島砂防ダムの完成を記念して建てられたものです。
上子島砂防公園 火薬庫
公園入口より左手上の方に見える土壁の建物は、高取城から移築された「火薬庫」ではないかと言われています。


上子島砂防公園へのアクセス
奈良県高市郡高取町上子島148
駐車場はありません。
上子島における2つの渓流が合流するところで壺坂山駅と高取城跡の中間に位置します。

※これより山手は、水道のあるお手洗いがございません。登山前にお立ち寄りください。飲料販売の最後の自動販売機です。
こちらの記事では、奈良県高取町の「土佐街道」に移築された高取城「松ノ門」をご紹介しています。
松ノ門と、松ノ門がある「高取児童公園」の桜も、とても美しいので、ぜひ合わせてお出かけ下さい。

最後までお読み頂きありがとうございます。