色々な色鉛筆を使って、大人の塗り絵を日々楽しんでいるみくるです。
大人の塗り絵を始めたい初心者さん、どんな色鉛筆を選べばよいか迷っていませんか?
「プロ仕様の高級色鉛筆はまだ早いけれど、子ども用では物足りない…」
そんな声にお応えして、この記事では「大人の塗り絵初心者さんにおすすめの油性色鉛筆7選」をご紹介します。
実際に使ってみて「塗りやすくて発色がきれい!」と感じた6種類に、コスパの高さで人気のArrtx色鉛筆を加え、さらに番外編として意外とあなどれない100均色鉛筆も取り上げています。
さらに、初心者さんが失敗しない色鉛筆の選び方のコツや比較表も掲載しているので、用途や好みに合わせて自分にぴったりの1本を選ぶことができます。
気になる色鉛筆は、リンク先の個別記事で詳しい使用感や塗り比べもチェックできますよ。
【大人の塗り絵 】初心者におすすめの色鉛筆
初心者におすすめ!大人の塗り絵用油性色鉛筆7選
初心者さんでも扱いやすく、コスパと塗りやすさに優れた色鉛筆7種類を紹介します。発色や滑らかさを体験して厳選したので、どれを選んでも大人の塗り絵を楽しめます。気になる商品はリンク先の個別レビュー記事もチェックしてくださいね。
三菱色鉛筆880
「三菱色鉛筆880」は、昔から親しまれているロングセラーの色鉛筆。
やや硬めの芯で細かい部分も塗りやすく、発色も自然。
価格も手頃で、「まず1本持っておきたい」と思える定番アイテムです。

スーパーなどの身近なお店で手に入るのも嬉しいポイント。
ばら売りがあり、1本から購入できます。
明るいポップな色が多いので、『サンリオキャラクター塗り絵ブック いちご日和』などのキャラクターの塗り絵や、mizutamaさんの塗り絵本『サクッと気軽に楽しめるぬりえ帖』などによく使っています。
三菱色鉛筆888
「三菱色鉛筆888」は、「コロリアージュ」(大人の塗り絵)向けに開発された36色の油性色鉛筆のセットです。繊細な色彩表現やグラデーションの塗り分けに適したカラーラインナップが特徴です。

パッケージはコロリアージュのテイストに合わせたモノトーンのイラストが描かれており、大人の女性向けのデザインになっています。
繊細な塗り絵を楽しみたい方や、柔らかな色合いが好きな方におすすめの色鉛筆です。
セットには、「三菱色鉛筆880」と、プロ向けの「ユニカラー」が含まれていて、それぞれにばら売りあり、1本から購入できます。
「ブルーグリーン」などの青系の色や淡い色が綺麗なので、それを活かせる塗り絵に使用しています。
トンボ色鉛筆NQ(黄色缶)
「トンボ色鉛筆NQ」は、滑らかな描き心地とやわらかい発色が魅力。
トンボらしい品質の高さが光り、初心者だけでなくリピーターも多い1本です。

36色セットなど、選べるバリエーションも豊富なのが嬉しいところ。
ばら売りがあり、1本から購入できます。
※ファーバーカステル社の色鉛筆を「赤缶」、「青缶」(ゴールドファーバー)、「緑缶」(ポリクロモス)と呼ぶのに対し、「黄色缶」と呼ばれることがあります。
「三菱色鉛筆880」と比べると落ち着いた色合いなので、『自律神経を整えるぬり絵』や『和のパズル塗り絵』など、和風の塗り絵を塗る時によく使っています。
無印良品色鉛筆
「無印良品色鉛筆」は、無印らしいシンプルなデザインと、使いやすさが人気の理由。
柔らかくて塗りやすく、優しい色合いなのが気に入っています。

60色セットまであり、カラーバリエーションが豊富なのもおススメポイント。
ばら売りがあり、1本から購入できます。
可愛らし色合いを活かして、『心を整える、花々のマンダラぬりえ』などのフラワーモチーフの塗り絵や、『コロンとかわいい癒しのディズニー塗り絵』などの、ふんわり優しく塗りたい塗り絵によく使っています。
コーリン色鉛筆
「コーリン色鉛筆」は、昭和レトロな雰囲気が漂う、日本の老舗ブランドの色鉛筆です。
現在は、タイに会社を移して製造されています。

発色が鮮やかで、柔らかくて塗り潰しやすいので、ストレスなく塗り絵が楽しめます。
低価格の色鉛筆の中では、一番柔らかいのでは?と思うほどなのですが、木軸の質が悪く折れやすいのが残念。
ばら売りはありません。
明るい鮮やかな発色を活かして、『ココロを癒す もちもちぱんだ 塗り絵レッスン帖』や、『ゆるっと癒されるリラックマ塗り絵レッスンブック』などの、ポップに塗りたい本によく使っています。
クーピーペンシル30 カラーオンカラー
「クーピーペンシル30 カラーオンカラー」は、「サクラクレパス」さんの軸全体が芯の色鉛筆「クーピーペンシル」から、大人の塗り絵に合わせて特別配色された30色がセットになった商品です。

彩度の低いグリーンと淡いブルーがセットされているので、樹木や植物、水や空などを自然な感じで深みのある表現が簡単にできます。
ばら売りがあり1本から購入できます。
濁らず綺麗に重なるので、透明感のある作品作りに使用しています。
➡「クーピーペンシル30 カラーオンカラー」を使用した作品の一覧
Arrtx 色鉛筆
「Arrtx (アールティエックス)色鉛筆」は、私自身はまだ未使用ですが、中国製ながらSNSなどで「コスパが良い」と評判の色鉛筆です。

芯は柔らかめで発色もよく、色数の多さもポイント。
お値段に対しての満足度が高く、初心者から中級者にも支持されています。
ばら売りはありません。
【番外編】意外と使える100均色鉛筆の魅力(ダイソー&セリア)
初心者さんが大人の塗り絵を始めるとき、「高価な色鉛筆を買うのはちょっと不安…」という方も多いでしょう。そんな時に頼れるのが、意外と侮れない100均の色鉛筆です。

ダイソーやセリアの色鉛筆の色鉛筆の中には、100円にしてはクオリティの高い色鉛筆もあり、大人の塗り絵にも使えるものもあります。
でも、商品によっては芯が硬すぎたり、発色が弱かったりするも…。なので、私が実際に試して「これはおすすめできる!」と思えた色鉛筆を、別記事で詳しくご紹介しています。
100均の色鉛筆(ダイソー)おすすめ品まとめ
100均の色鉛筆(セリア)おすすめ品まとめ
100均色鉛筆は、手軽に試せる上に塗り心地も意外と良く、初心者が大人の塗り絵を始める最初のステップとして最適です。
気軽に使えるので、塗り方の練習や色の組み合わせを学ぶのにも役立ちます。
自分に合った色鉛筆の選び方|初心者でも失敗しないコツ
大人の塗り絵を始めたばかりの初心者さんにとって、色鉛筆選びは悩みどころです。「どのブランドが良いの?」「色数は多い方がいいの?」と迷う方も多いでしょう。ここでは、初心者さんでも失敗しない色鉛筆の選び方のポイントを解説します。
色数は36色セットがベスト
色鉛筆のセットは、多すぎても少なすぎても扱いにくくなります。
- 少なすぎる場合:表現の幅が狭く、せっかくの塗り絵が物足りなく感じることも。
- 多すぎる場合:どの色を使うか迷いやすく、配色に悩んで手が止まることもあります。
初心者さんには、36色程度のセットがちょうど良いバランスです。重ね塗りで色を作るのがまだ難しい段階でも、あらかじめ必要な色が揃っているので、自然なグラデーションや微妙なニュアンスも表現しやすくなります。
コスパと塗りやすさのバランスで選ぶ
色鉛筆は価格だけで選ぶと、塗り心地や発色に不満が出ることがあります。初心者さんは、手に取りやすい価格帯で、滑らかに塗れること・発色が良いことを重視しましょう。
これにより、塗る楽しさを実感でき、続けやすくなります。
自分の塗り方や好みに合わせて選ぶ
例えば、塗り絵の線に沿ってきっちり塗りたい人には、やや硬めでコントロールしやすい色鉛筆がおすすめ。一方で、なめらかに塗り重ねてグラデーションを楽しみたい方には、芯が柔らかめのタイプが合っています。
「紙との相性」も大切に
色鉛筆の発色や滑らかさは、実は紙質にも大きく左右されます。つるつるした紙よりも、ややザラつきのある紙のほうが、色が乗りやすく、初心者には扱いやすい場合もあります。塗り絵ブックに使われている紙の種類に合わせて、色鉛筆を選ぶのもひとつの方法です。
価格帯で選ぶなら「まずは1本から」でもOK
色鉛筆はセットで買うだけでなく、文房具店などで1本ずつバラ売りされていることもあります。気になるブランドがあれば、まずは数本だけ購入して、手持ちの塗り絵で試してみるのもおすすめです。
実際に使った人の感想も参考に
この記事では、筆者が実際に使用して「大人の塗り絵にもおすすめ」と感じた色鉛筆を紹介しています。特に、100均のダイソーやセリアにもさまざまな色鉛筆があり、中には「これは使える!」と思える掘り出し物も。ただし、硬くて発色が弱いものもあるため、選ぶ際には注意が必要です。
色鉛筆を使った大人の塗り絵の塗り方ポイント
大人の塗り絵をより楽しむためには、色鉛筆の塗り方の基本やコツを知っておくことが大切です。初心者さんでも押さえておけば、スムーズに美しい仕上がりを目指せます。
基本の塗り方:面塗りとグラデーション
- 面塗り:色を均一に塗る方法です。軽く塗り重ねるとムラになりにくく、初心者でもきれいに仕上がります。
- グラデーション:色を徐々に変化させて塗る技法です。隣接する色を少しずつ重ねることで、自然な濃淡や立体感が出せます。
重ね塗りで色を作るコツ
- 1本の色だけでなく2〜3色を重ねることで新しい色を作ると表現の幅が広がります。
- 色鉛筆は力を入れすぎず軽く重ねると、発色が自然に混ざり、美しいグラデーションになります。
- 混色の順番や塗る方向を意識すると、よりなめらかな仕上がりになります。
初心者さんにおすすめの塗り方ポイント
- いきなり濃く塗らず、軽く塗って重ねるを意識する
- 配色は最初に大まかに決めてから塗ると迷わない
- 色鉛筆ごとの特性(硬さ・発色)を確認して塗りやすい順番で使用
この基本を押さえるだけで、初心者さんでも大人の塗り絵を楽しみながら、グラデーションや陰影を表現しやすくなります。
色鉛筆選びと組み合わせることで、より満足度の高い作品が作れます。
大人の塗り絵初心者さんに「おすすめ色鉛筆」の比較表
以下は、今回紹介した色鉛筆7種類(+100均2種)の主な特徴を、比較しやすいように一覧表にまとめたものです。
ブランド名 | 芯の硬さ | 発色 | 色数 | 価格帯(目安) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
三菱色鉛筆880 | やや硬め | 普通 | 12~36色 | 安い | 学童用だが大人にもおすすめ |
トンボ色鉛筆 | やや硬め | 普通 | 12~36色 | 安い | 落ち着いた色合い |
無印良品 色鉛筆 | やや柔らかめ | 良い | 12~60色 | 安い | ナチュラルなデザイン |
コーリン色鉛筆 | 柔らかい | 良い | 12~120色 | 安め | 海外製ながら高品質 |
Arrtx 色鉛筆 | 柔らかめ | 良い | 72~126色 | コスパ高 | SNSでも人気急上昇中 |
三菱色鉛筆888 | やや柔らかめ | 良い | 36色 | 安い | 淡く透明感のある色味が魅力 |
クーピーペンシル カラーオンカラー | 柔らかめ | 良い | 30色 | 中程度 | 色の重ね塗りに強い |
ダイソー(特定製品) | やや硬め | 普通 | 12色 | 非常に安い | 製品により品質差あり |
セリア(特定製品) | やや硬め | やや弱め | 12色 | 非常に安い | 製品により品質差あり |
初心者さんが最初の色鉛筆を選ぶなら、無理に高価なものを揃えなくてもOK。
上の表を参考に、「気になる1本」から気軽に試してみてください。
塗っていて心地よい、自分にぴったりの色鉛筆が見つかれば、塗り絵の楽しさもぐんと広がります。
まとめ:あなたに合った色鉛筆で塗り絵をもっと楽しく!
この記事では、初心者さんでも楽しめる大人の塗り絵用色鉛筆についてご紹介しました。
- おすすめの7種類の色鉛筆:滑らかさや発色、コスパのバランスを重視して厳選しました。
- 36色セットの魅力:初心者でも重ね塗りや色の組み合わせがしやすく、少なすぎず多すぎない絶妙なバランスです。
- 100均色鉛筆:手軽に試せて、塗り心地も意外と良く、練習や色選びの勉強にも最適。
- 選び方のコツや塗り方ポイント:塗る順番やグラデーションの作り方、重ね塗りのコツなどを押さえると、初心者でも美しい仕上がりを目指せます。
色鉛筆は、価格や色数、芯のやわらかさ、塗り心地など、ひとつひとつに個性があります。「どれが正解」ではなく、「どれが自分にとって使いやすいか」が大切です。
今回ご紹介した色鉛筆は、いずれも初心者さんでも扱いやすく、手に取りやすい価格帯のものばかり。
大人の塗り絵を楽しみたいけれど、どれを選べばいいかわからない…そんな方の第一歩になればうれしいです。
気になる色鉛筆があれば、ぜひ以下のリンクから詳しいレビュー記事をご覧ください。
- 三菱色鉛筆880
- 三菱色鉛筆888
- トンボ色鉛筆NQシリーズ(黄色缶)
- 無印良品色鉛筆
- コーリン色鉛筆
- クーピーペンシル30 カラーオンカラー
- 100均の色鉛筆(ダイソー)おすすめ品まとめ
- 100均の色鉛筆(セリア)おすすめ品まとめ
ぜひ今回紹介した色鉛筆やコツを参考に、自分にぴったりの色鉛筆を見つけて、大人の塗り絵をもっと楽しんで下さいね。
こちらの記事では、「みくるの森」でご紹介した色鉛筆を一覧にしています。
カラーチャートが作成できるテンプレートもご用意しましたので、ぜひご活用下さい。
最後までお読み頂きありがとうございます。