細かい模様をベタ塗りにするのが好きなみくるです。
今回は、細かいだけではなく、可愛い模様が塗れる本を探していて見つけた本をご紹介します。マージョーリー・サーナットさんの『幸せを呼ぶフクロウ塗り絵』です。

アメリカで“塗り絵ブームの火付け役”として知られるマージョリー・サーナットさんは、代表作『Creative Cats(クリエイティブ・キャッツ)』で世界中のファンを魅了したアーティスト。
この『幸せを呼ぶフクロウ塗り絵』にも、彼女らしい繊細な装飾模様と優しい表情がたっぷり詰まっています。
緻密な模様に心ときめく『幸せを呼ぶフクロウ塗り絵』
『幸せを呼ぶフクロウ塗り絵』の内容
「フクロウ」は、「福来朗(ふくろう)」「不苦労(ふくろう)」など、幸せを呼ぶ縁起の良い鳥として親しまれています。
そんなモチーフがいっぱい詰まった『幸せを呼ぶフクロウ塗り絵』は、ページをめくるだけで、心がふんわりあたたかくなる塗り絵ブックです。
繊細な線で描かれたフクロウたちは、花や葉、星や幾何学模様に囲まれて、まるで夢の世界にいるよう。
一枚一枚に異なるテーマや表情があり、どこから塗ろうかと迷う時間さえ楽しく感じられます。
『幸せを呼ぶフクロウ塗り絵』には、片面印刷で31点の塗り絵が収録されています。
この本に登場するのは、30羽以上の華麗なフクロウたちです。彼らはそれぞれに民族的、部族的な模様や花々、平和を象徴するマーク、海賊のアクセサリーなどに彩られています。塗り絵愛好家の方にはもちろん、フクロウ好きの方にもきっとご満足いただけるでしょう。図案は細やかにデザインされていますので、塗り絵に既に親しんだ方も、色の組み合わせやテクニックを変えて、いろいろと試すことができます。そして想像力をかき立てるような背景、風景、境界線が作品に新鮮な印象を与えてくれます。各ページは裏白ですので、満足いくまで塗り終えたらページを切り離してお部屋に飾って楽しむこともできますよ。
幸せを呼ぶフクロウ塗り絵
片面印刷なので、裏抜けを気にしないでペンなどでも塗れそうです。
水性ペンの「クリッカート」でも塗ってみようと思っています。
幸せを呼ぶフクロウ塗り絵 マール社(2015/12/20)
細やかな模様を“ちまちま”塗る幸せ
この本の魅力は、なんといっても模様の細かさ。
羽の1枚1枚、背景の植物や装飾までも丁寧に描かれていて、色鉛筆を持つ手が自然とゆっくりになります。
時間をかけて「ちまちま」と塗っていく感覚が心地よく、まるで瞑想をしているような穏やかな時間に。
それでいて、ベタ塗りでも不思議と可愛く仕上がるのが嬉しいポイント。

➡ハピネスモチーフの【幸せを呼ぶフクロウ塗り絵】平和への願いを込めて塗る
やわらかい色鉛筆を使うと発色がより優しく、金や銀のゲルペンでアクセントを入れてもよく映えます。
どんな画材でも「可愛く仕上がる」懐の深さが、この本の大きな魅力です。
色選びを迷わず、気の向くままに塗っても、優しい雰囲気の作品にまとまるのです。
作者紹介|マージョリー・サーナットさん
『幸せを呼ぶフクロウ塗り絵』の著者のマージョリー・サーナットさんは、を手がけたのは、アメリカのアーティスト マージョリー・サーナット(Marjorie Sarnat) さん。
動物や自然、幻想的なモチーフを繊細なパターンで描く作風が特徴です。
代表作の『Creative Cats(クリエイティブ・キャッツ)』は、世界中で大ヒットした人気の塗り絵本。
その成功によって彼女は「大人の塗り絵ブームの火付け役のひとり」とも言われています。
これまでに手がけた著書は 30冊以上 にものぼり、どの作品にも“癒しと幸せ”を感じさせる独自の世界観があります。
日本でも『ねこのゆめ 空想世界のぬり絵ブック』が発売されましたが、現在は残念ながら入手困難になっています。
海外では今も多くのファンが彼女の作品を楽しんでおられて、SNSでも華やかで個性あふれる塗り絵作品がたくさん投稿されています。
「Marjorie Sarnat」で検索すると、色鮮やかに美しく塗られた作品がたくさん見つかりました。
コーリン色鉛筆で塗る「幸せ色のフクロウ」
『幸せを呼ぶフクロウ塗り絵』の最初のページには、表紙と同じイラストが描かれています。

細やかにデザインされた図案なので、ベタ塗りでも綺麗に仕上がりました。配色は表紙を参考にしつつ、アレンジを加えました。色の組み合わせを色々と楽しめそうです。
古来より「聖鳥」と崇められ、洋の東西を問わず人気のフクロウ。日本でも「不苦労」や「福来郎」などの当て字から、縁起が良く、幸せを運んでくれると考えられています。この本には、民族調の模様や花々、平和を象徴するマークなどに彩られた個性豊かなフクロウの塗り絵を30種類以上収録。お好きなところから、心の赴くままに塗ってみてください。あなたにも幸運が訪れますように・・・。
幸せを呼ぶフクロウ塗り絵(表紙見返し)
たっぷり黄色とパステルカラーは幸せ色。
明るい鮮やかな色と、綺麗なパステルカラーが入っている「コーリン色鉛筆72色セット」で塗りました。
まとめ|幸せを塗り重ねるような一冊
繊細な線の中に、あたたかな幸せのモチーフが詰まった『幸せを呼ぶフクロウ塗り絵』。
静かな時間の中で少しずつ色を重ねていくと、まるで自分の心まで穏やかになっていくようです。
こちらは、月明かりに照らされて光っている感じにしたくて工夫した一枚です。
「ポリクロモス」で、幸せを塗り重ねるように塗りました。

➡ポリクロモスで塗る【幸せを呼ぶフクロウ塗り絵】塗り絵でまなぶ配色のきほんをお手本にして
ちまちま塗るのが好きな方、癒しを求めている方に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
塗るたびに違う表情を見せてくれるフクロウたちに、きっと夢中になりますよ!
使用した大人の塗り絵の本
幸せを呼ぶフクロウ塗り絵 マール社(2015/12/20)
フクロウと猫の他にも、イルカや妖精などが描かれた美しい塗り絵本を何冊も出されています。気になる方は「Marjorie Sarnat」で検索されてみて下さい。
使用した色鉛筆
コーリン色鉛筆72色セット
「コーリン色鉛筆」は72色セット以上を選ばれると、綺麗なパステルカラーが多く入っているので、表現の幅が広がります。
こちらの記事では、「コーリン色鉛筆」の特徴やカラーチャート、使用した作品などをご紹介しています。カラーチャートを作成できるテンプレートも用意しているので、ぜひご活用くださいね。
最後までお読み頂きありがとうございます。


