大人の塗り絵を通して暦に興味を持つようになったみくるです。
今回は旧暦がもつ季節感の豊かさが楽しめる『自律神経を整えるぬり絵 日本の二十四節気をぬる』より「芒種」のページをご紹介します。
【日本の二十四節気をぬる】9.芒種
稲の穂先にあるひげのような毛を「芒」と呼びます。この時期に稲や麦などの種をまくことから「芒種」と呼ばれるようになりました。この頃から雨空が増えてきます。
この時期に咲く紫陽花・クチナシ、昼顔などが描かれたうちわが並んでいるページを「三菱色鉛筆 ポリカラー」でカラフルに塗りました。
今年(2024年)の「芒種」は、6月5日から6月20日の期間です。
二十四節気は、1年(春分点を出てから再び春分点に達するまでの太陽の黄道上の位置)を24等分し、約15日ごとの節気に分けたもので、その年によって1日程度前後します。
右下のうちわに描かれているのは梅なのに、桃だと思って塗ってしまいました。芒種は梅雨と重なるので、雨粒を模して水玉模様を描きました。
芒種(6月6日~20日頃)
芒種とは、穂先に芒(とげのような毛)のある麦や稲などの穀物の種まきをする頃、というのが語源です。5月中旬が主流の現在の田植えと違って、二十四節気では6月6日頃を指します。本格的に梅雨を迎え、あじさいや梅の実、クチナシ、昼顔などが咲くのもこの頃です。
日本の二十四節気をぬる
「芒」という言葉には馴染みがありませんでしたが、漢字の「禾(のぎへん)」と同じ意味ですとあり、なるほどと思いました。
桔梗が咲くのも、芒種の時期です。万葉集で秋の七草として取り上げられていますが、芒種の頃から秋頃まで花を咲かせます。
秋の七草といえば山上憶良が詠んだ
萩の花 尾花葛花 なでしこの花
をみなへし また藤袴 朝貌の花
巻8-1538 山上憶良
がよく知られています。
最後の「朝貌」とは何か?については長年意見がわかれ、「槿」「朝顔」「桔梗」「昼顔」など諸説ありましが、「桔梗」とするのが現在ではほぼ通説となっています。
こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ
去年(2023年)塗った『こころやすらぐ日本の七十二候ぬりえ』の「大暑」に含まれる3候を振り返りました。
今回桃だと思って塗ってしまった、黄色くなった梅の実が描かれた「梅子黄なり」のページもありました。
- 蟷螂生ず
- 腐草蛍と為る
- 梅子黄なり
使用した大人の塗り絵の本
自律神経を整えるぬり絵 日本の二十四節気をぬる 小林弘幸 アスコム( 2016/4/23)
本の内容はこちらの記事で詳しくご紹介しています。
使用した色鉛筆
三菱色鉛筆 ポリカラー 36色セット
最後までお読み頂きありがとうございます。