大和高田市で生まれ育ったみくるです。
こちらの記事で、名所「高田千本桜」周辺のおすすめスポットをご紹介しました。
➡名所「高田千本桜」周辺のおすすめ観光スポット6選【奈良県大和高田市】
今回は私のお気に入りスポットの「馬冷池公園」についてご紹介します。桜が美しい公園ですので、「高田千本桜」と合わせてお立ち寄り下さい。
桜の季節の馬冷池公園の様子
馬冷池は戦国時代、戦のときに馬の体を洗ったり、体温を冷やしたりしたことから名付けられた古池です。
さざんかホール建設に伴い、大幅に埋め立てられ、現在ではかつての3割ほどの大きさになっています。
幼い頃によく遊んだ公園です。さざんかホールができる前の様子をかすかに覚えています。
⇩奈良の情報を発信されている「奈良っこ」さんのサイトで、こちらの写真を見つけて懐かしくなりました。
馬冷池には「浮御堂」と呼ばれる鐘楼がありました。
小さな梵鐘は近隣の大日本紡績(現・ユニチカ)の工場で亡くなった労働者への鎮魂の鐘とのこと。昭和52年(1977年)の工場閉鎖と共に馬冷池公園に移され、平成6年(1994)に六反田池公園(同市日之出東本町)に移転されました。懐かしいので六反田池公園に見に行ってみようと思っています。
池の周りにぐるりと桜が植えられています。
だいぶ散ってはいましたが、綺麗な青空に桜のピングが映える良い日よりでした(撮影日:2024年4月11日)。
桜のアーチと桜吹雪を楽しみながら、池の周りをぐるりと歩きます。
⇩こちらの濃いピンクの桜は「紅華」という品種です。
サトザクラの園芸品種。花は花弁が35-40個あり淡紅紫色、花弁先端や外側は紅紫色です。
⇩こちらの淡い桃色の桜は「一葉」という品種です。
サトザクラの園芸品種。花は花紅が25-20個あり淡紅色、のちに白色に近くなります。雌しべは1-2個で葉化します。
ソメイヨシノはだいぶ散っていましたが、「一葉」はちょうど満開でした。
さざんかホールの西側からいったん外に出ます。
⇩南側の入口から入ったところです。子供向けの遊具が設置されています。
さざんかホールでは、吹奏楽のコンサートやピアノの発表会などが開催されます。
さざんかホールの東側の様子です。桜吹雪がキラキラと綺麗でした。
「梅田雲浜遺跡顕彰碑」が建っています。
梅田雲浜は幕末の志士です。こちらの顕彰碑は梅田雲浜の威徳を偲び、その事跡を顕彰するために昭和18年(1943年)に建立されました。
雲浜と大和高田市のかかわりは、高田の豪商村島氏一族の村島内蔵進の娘千代子と結婚したことに始まります、と解説がありました。
雲浜は「安政の大獄」(1858年)で捕らえられ、翌年に亡くなっていますが、千代子との間に二人の子供がいるそうです。御子孫がどうされているのか知りたいと思いましたが、分からずじまいです。
馬冷池公園へのアクセス
奈良県大和高田市本郷町7-30
駐車場はありません。
JR高田駅より徒歩5分です。
お車でお越しの場合は、JR高田駅西側の駐車場をご利用されると便利です。
こちらの記事では「高田千本桜」をご紹介しています。