色鉛筆沼にすっかりハマっているみくるです。
大人の塗り絵をするようになって、色鉛筆にはそれぞれに良さがあって、塗り心地や色合いなどにずいぶんと違いがあることを知りました。それで、色んな色鉛筆を使ってみたくなります。
今回は「三菱鉛筆 ユニカラー色鉛筆」をご紹介します。「三菱色鉛筆888」との違いについても書いたので、色鉛筆選びのご参考にされて下さい。
また、セット数選びのご参考になればと、100色セットのカラーチャートと合わせて、72色セットと36色セットのカラーチャートも作成しました。
カラーチャートのテンプレートも載せていますので、ダウンロードしてご利用下さい。
三菱鉛筆 ユニカラー色鉛筆
ユニカラー色鉛筆の特徴
「ユニカラー色鉛筆」は日本の鉛筆メーカーの三菱鉛筆さんが製造されている色鉛筆です。
三菱鉛筆「uni総合カタログ」の191ページに特徴が記載されています。
ユニカラー色鉛筆の特徴
- クリアな色調…色の純粋性に優れた高級微粒子顔料を厳選し、透明度と彩度の高い色調に設計。
- ほどよい硬度…アートワークに最適の硬度で細い線も快適に描ける。
- 均質な着色…高級微粒子顔料に、独自の新開発特殊合成ワックスを配合。
- 扱いやすい木軸…堅牢な色芯を包む木軸には、鉛筆材として最良とされている木材を使用。
ユニカラー色鉛筆は透明度と彩度の高い色鉛筆です。顔料の粒子が細かいので滑らかに着色します。ほどいよい硬さで粉が出ないので紙面を汚すことがありません。
ユニカラー色鉛筆は色数が豊富
ユニカラー色鉛筆は100色まであり、1本ずつバラで購入できます。セットは3種類あります。
- 36色セット
- 72色セット
- 100色セット
いずれも、ブラックとグレーのオリジナルケースに入っています。
ユニカラー色鉛筆100色セットの外観
ボール紙製の外箱に入っています。
外箱の裏面はカラーリストになっています。
オリジナルケースです。
上ブタを手前に開けて
本体を90度に立てて
4本ユニットを手前に引いて使用します。
ケースが大きく場所を取るのではと気になっていましが、90度に立つので大丈夫でした。色鉛筆が入ったトレイを3枚4枚と広げるよりはずっと省スペースだと思います。
ユニカラー色鉛筆を使ってみた感想(レビュー)
今までに様々な種類の色鉛筆を使ってきましたが、ユニカラー色鉛筆は他のどの色鉛筆とは全く違った描き心地で驚きました。
硬めでツルっとしていて、滑るような感じがするので、目の細かい紙よりも、粗い紙の方が相性が良さそうです。力を入れるテカリやすいので、なるべく優しく塗るようにしています。
一番気に入っているのはクリアで明るい色調です。100色セットから、36色セットに入っている色を選んで塗ってみました。
➡塗り絵ブログ【日本の二十四節気をぬる】「大暑」夏の夜空を彩る花火を「ユニカラー」でクリアに
ユニカラーの色合いを活かした明るいページなりました。
テカリやすいので、重ね塗りは苦手なようですが、彩度が高い綺麗な色鉛筆なので、単色で色合いを楽しむのが良さそうです。
ユニカラーと三菱色鉛筆888との比較
同じく三菱鉛筆さんが製造されている「三菱色鉛筆888」には太さの異なる2種類の色鉛筆が入っています。36色の内、芯の細い色(3mm)が24色、太い色(4mm)が12色ありました。
「ユニカラー」との対応表が入っているので、太い芯の方は「ユニカラー」ではないかと思っていました。
今回「ユニカラー色鉛筆」を使用してみて、太い芯の色鉛筆はユニカラーと同じであることが分かりました。
「三菱色鉛筆888」に入っている「ユニカラー色鉛筆」は次の12色です。
- 6番 ココア
- 15番 ローズピンク
- 17番 コーラルレッド
- 18番 ジョンブリアン
- 21番 ライラック
- 24番 ダークバイオレット
- 27番 ブルーセレスト
- 28番 セルリアンブルー
- 29番 ブルーグリーン
- 31番 エメラルドグリーン
- 33番 ウイローグリーン
- 36番 ピーコックブルー
「ユニカラー色鉛筆」は日本のメーカーが製造されている「三菱色鉛筆880」や「トンボ色鉛筆NQ(黄色缶)」とは、明らかに塗り心地が違います。使っている方が多い人気の色鉛筆ですが、好き嫌いが分かれるかもしれないと思いました。
いきなりセットで購入するのは心配だったので、「三菱色鉛筆888」で「ユニカラー色鉛筆」の塗り心地を試してみることにしました。
しばらく使ってみて気に入ったので、100色セットの購入に至りました。
「三菱色鉛筆888」は「三菱色鉛筆880」と「ユニカラー色鉛筆」が入った使いやすいセットです。塗り心地が気になる方は「三菱色鉛筆888」で試してみられるのも良いと思います。
このような空のグラデーションを作りやすい色が揃っています。
➡塗り絵ブログ【日本の二十四節気をぬる】三菱色鉛筆888で作る青空に映える「夏至」
ユニカラー色鉛筆のカラーチャート(色見本)
100色セットのカラーチャート
100色全部を一枚で見れるカラーチャートを作りました。
ケースは出し入れしやすく便利なのですが、書かれている文字が小さく見辛さを感じます。
作ったカラーチャートを線で切って挟みました。
これでどこにどの色が入っているのかすぐに分かるようになりました。4本ユニットの一番手前に色番号を書いた紙を貼るとなお良さそうです。
100色セットのカラーチャートのテンプレート
印刷してご利用頂けるテンプレート(A4PDFファイル)です。
72色セットのカラーチャート
三菱鉛筆「uni総合カタログ」を参考にして72色セットのカラーチャートも作りました。セット数を選ばれる際の参考にご活用下さい。
赤印は36色セットに入っている色です。
36色セットのカラーチャート
36色セットのカラーチャートも作成しました。
36色セットには540番「グリーン」が入っていないのが意外でした。
72色セットと36色セットのカラーチャートを作成する際に使ったのは、こちらの記事でご紹介している「どの画材にも使えるフリーテンプレート」です。
カラーチャート作りにぜひご活用下さい。
A4縦型のカラーチャート
ファイリングできるようにA4縦型のカラーチャート(色見本)も作成しました。テンプレートもございますので、ぜひご利用下さい。
このようにクリアブックに入れて利用しています。
実際の塗り絵での使用例
森のちいさな女の子
見開きで同じ絵柄が8つ並んだページです。100色を色の系統ごとに8つに分けて塗りました。
➡塗り絵ブログ【森のちいさな女の子】三菱色鉛筆ユニカラーの100色ぜんぶで塗る
同じ系統の色がそれぞれ12色もあるので、縛り塗りが簡単にできました。
ひみつの花園
こちらのページでは憧れの色縛りにチャレンジしました。
➡塗り絵ブログ【ひみつの花園】三菱色鉛筆ユニカラーで憧れの色縛り(ピンクとグリーン)
カモさんのおしゃれなぬりえ ときめきマルシェ
『カモさんのおしゃれなぬりえ』に掲載されている塗り見本は「三菱色鉛筆ユニカラー」の36色セットで塗られています。
色番号を示して下さっているので、そっくりそのまま真似て塗りました。
➡塗り絵ブログ【カモさんのおしゃれなぬりえ】ユニカラーで塗る「花屋さん」と「カフェ」
ユニカラー色鉛筆を使った作品の一覧
最後までお読み頂きありがとうございます。