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【大和神社】日本画家・塩谷栄一氏が描く守護神たち|増御子神社で「白馬入蘆花」の美に触れる

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大和古道の歴史散歩を楽しんでいるみくるです。

2026年の初詣で大和(おおやまと)神社を参拝して、どうしても皆様にご紹介したい「出会い」がありました。 それは、赤いのぼりが印象的な境内摂社・「増御子(ますみこ)神社」で出会った、一枚の絵馬です。

日本画家・塩谷栄一(しおや えいいち)氏が手掛けたその作品は、間近で拝見すると、震えるほどの躍動感と深い慈しみに満ちていました。

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塩谷栄一氏が描く大和神社の絵馬と守護神たち

「龍の画家」塩谷栄一氏とは

塩谷栄一(しおや えいいち)氏は京都を拠点に活動され、日本古来の伝統技法に独自のアレンジを加えた作風で知られる画家です。なかでも「龍」の描写は圧巻で、画面から飛び出してきそうな躍動感と神々しさを兼ね備えています。

もともとはテキスタイルデザイナーとして活躍されていましたが、日本画の道へ。その経歴が、洗練された色遣いや構図の美しさに繋がっているのかもしれません。

大和神社に捧げた13年間の情熱

塩谷氏と大和神社の歩みは、平成25年(巳年)から始まりました。

私が初めて塩谷氏の絵馬を拝見したのは、2024年に参拝した折でした。

塩谷氏の代名詞である「龍」の絵馬の素晴らしさに、魅入ったことをよく覚えています。

令和7年(巳年)に連作のフィナーレを迎えるまで、13年にわたり毎年欠かさず干支の大絵馬を奉納されてきました。

一人の画家が、同じ場所で干支を一巡り以上描き続ける。それは並大抵の覚悟ではありません。

2026年の初詣では、この13枚の軌跡が「参集館」で一挙公開され、多くの参拝者がその圧倒的なエネルギーに触れることができました。

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「白馬入蘆花」に込められた境地

大和神社の境内摂社・「増御子(ますみこ)神社」に奉納されている絵馬のタイトルは、「白馬入蘆花(はくば ろかにいる)」

白い芦の花が咲き誇る中、白い馬が静かに、しかし力強く進んでいく……。自分と世界が一つに溶け合うような、禅の清浄な境地を表す言葉です。

画面の中で踊る龍と白馬。その躍動感溢れる姿が、間近で見ると驚くほど繊細に、そして力強く描かれているのが分かります。

あまりの素晴らしさに、私はしばらくその場から動けなくなるほどでした。

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震災復興への決意を宿した「龍の大絵馬」

塩谷氏の作品は、拝殿にも掲げられています。

それが、波に向かう「龍の大絵馬」です。 実はこの作品、完成直後に東日本大震災が発生したという運命的な背景があります。

塩谷氏は、「日本人の知恵とパワーは難局を必ず克服できる」という強い確信を込め、被災された方々への祈りと「ガンバロウ」の気持ちをこの龍に託されたそうです。

遠くから見上げる拝殿の龍も、増御子神社で見た作品と同じ、熱い「祈り」が根底に流れています。

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戦艦大和展示室の「几帳」と平和への願い

染色デザイナーとしての顔も持つ塩谷氏は、「戦艦大和の几帳」も奉納されています。こちらは戦艦大和展示室にあり、不戦の誓いと、人々の平安な暮らしへの願いが込められた、繊細で気品あふれる作品です。

あいにく当日は他にご参拝の方がおられたため、撮影は控えさせていただきました。そのため、ここでは公式サイトの画像をお借りしてご紹介させていただきますが、実物の放つ気品と静謐な空気感は、言葉を失うほど素晴らしいものでした。

大和神社公式サイト

一人の画家が、ある時は力強い龍で私たちを励まし、ある時は美しい几帳で心を鎮めてくれる。その表現の幅広さに、氏のライフワークとしての深さを感じずにはいられません。

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下鴨神社へと繋がる、神様への奉納

塩谷氏の活動は、京都の世界遺産・下鴨神社でも長年続いています。 「神様に喜んでいただける絵を、人々の安堵のために」 その想いで描かれた作品たちは、大和神社という聖域に、なくてはならない「光」を添えてくれています。

下鴨神社に奉納された数々の傑作は、公式サイト公式サイト「龍の画家 塩谷栄一」で拝見することができます。画面越しからも伝わってくるその迫力は、まさに「神様に捧げる絵」をライフワークとして歩み続けていらっしゃる証そのものです。

まとめ:大和神社へ行ったら、ぜひ「増御子神社」へ

拝殿への参道を歩く際、つい先を急いで通り過ぎてしまいがちですが、ぜひその途中にある増御子(ますみこ)神社へも足を運んでみてください。

増御子神社は、大和神社の二の鳥居を潜って左手にある、赤いのぼりが印象的な境内摂社です。

大和神社の社殿配置図
大和神社 社殿配置

2025年をもって干支の大絵馬奉納は一区切りを迎え、拝殿の顔は次世代へと代替わりしましたが、大和神社では今もなお、塩谷栄一氏の傑作を間近で拝見することができます。

増御子神社で出会える「白馬入蘆花」もそのひとつ。塩谷氏が絵筆に込めた魂を、すぐ目の前で、息遣いを感じるほどの距離で受け取ることができます。厄除けの願いが込められた「龍」や、不戦を誓う「几帳」など、境内に常設されている作品たちは、いつ訪れても私たちを温かく迎えてくれます。

歴史ある神社の中で、今を生きる芸術家が捧げ続けた「祈りの形」。その美しさに触れたとき、皆様の参拝はきっと、より一層深いものになるはずです。

さて、次回は塩谷氏の「几帳」も飾られている、「戦艦大和展示室」を詳しくご紹介します。大和神社と戦艦大和、切っても切れない深い絆の物語。どうぞお楽しみに。

大和神社へのアクセス方法や駐車場については、こちらの記事でご紹介しています。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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