山の辺の道の散策や、古墳巡りが好きで、よく天理に出かけているみくるです。奈良県天理市は、天理教教会本部の所在地として、全国初の宗教団体名を冠した宗教文化都市です。
前回は、そんな天理市を象徴する天理教教会本部の枝垂れ桜と、境内に咲く様々な品種の桜をご紹介しました。
今回は、布留川河川敷の桜並木をご紹介します。開花時期は3月下旬から4月上旬です。

布留川河川敷の桜並木
布留川
布留川は、古川、振川とも記されます。東方の龍王山を源として、西方の平野部に流れ、西流して初瀬川と合流しています。

1級河川であり、上流には天理ダムが建設されています。『万葉集』に布留川を詠った歌2首(1111番・3013番)があります。
いにしへも かく聞きつつか 偲ひけむ
この布留川の 清き瀬の音を
万葉集 巻7-1111 作者未詳
我妹子や 我を忘らすな 石上
袖布留川の 絶えむと思へや
万葉集 巻12-3013 作者未詳
こちらの記事では、布留川沿いに建つ歌碑をご紹介しています。布留川に想いを託して詠んだ『万葉集』巻12-3013番の歌です。
このうように布留川は、『万葉集』にも詠まれる古くから親しまれてきた川です。
布留川河川敷の桜並木
天理教教会本部の南側一帯では、約40年前から、全国各地からお供えされた桜の苗木が川岸に少しずつ植えられてきました。現在では、大きく成長した桜が3月下旬から一斉に開花します。
今回ご紹介する写真は、2025年3月31日に撮影したものです。

ソメイヨシノ、ベニシダレザクラ、陽光ザクラなど5種類があり、白色から濃いピンクまで、さまざまな色の桜が少しずつ時期をずらして咲くので、長期間にわたって色の変化を楽しむことができます。

布留川に飛び石があったので、川の中央から両岸の桜を綺麗に撮影できました。
向こうに見えているのは「和楽橋」です。

石上神宮の前を通る県道51号線沿いも、桜並木になっています。全国の信者さんから献納され、天理教教会本部の周辺に植えられた桜は2万本にもなるそうです。

こちらの記事では、日本最古の神社のひとつである「石上神宮」の外苑公園の桜と、県道沿いの桜並木をご紹介しています。
お勧めのビューポイント

真南通りをまたいで「おやさとやかた」が建っています。

天理教の特徴的な建物群は「おやさとやかた」と呼ばれます。いくつもの千鳥破風を置いた屋根、高欄が付いた外回廊、窓枠などに施された朱色のアクセントカラーといった特徴を持つ建物は、ひと目でそれと分かるほど個性的です。
あちらこちらに咲いている雪柳も綺麗でした。

親里大路と布留川に架かる陸橋です。

陸橋の上に登り、眼下を見ると紅白の花々の鮮やかなコントラストが広がっています。

天理参考館は、世界各地の生活文化資料・考古美術資料を収集・研究・展示する博物館です。

向こうに見える緑青色の屋根の建物は、天理市役所です。一部が尖ったデザインは、奈良の青垣の山々をイメージしているそうです。

写真右手の「親里大路の銀杏並木」もまた観光名所になっていて、11月中旬に歩行者天国が行われます。

陸橋から見渡す布留川沿いの紅葉も見事です。

河川敷には遊歩道が整備されていて、色々な角度で桜景色を楽しめます。

遊歩道から見上げると、川岸の傾斜に沿って何段にも連なる満開の花々が、辺り一面を埋め尽くしています。

「おやさとやかと」とのコラボレーションも綺麗です。
天理教教会本部へのアクセス
奈良県天理市三島町1-1
天理駅から「ぢば」のある神殿まで約1.3km。大人の足で約17分くらいです。
天理教教会本部では、神殿周辺の各所に24時間無料で利用できる参拝者専用駐車場が設けられています。

詳しくは、天理教の公式サイトでご確認下さい。
こちらの記事では、 奈良県天理市の道の駅「なら歴史芸術文化村」の南にある「幾坂池」の土手に植えられた大きなソメイヨシノ「幾坂池の一本桜」をご紹介しています。
最後までお読み頂きありがとうございます。