生まれも育ちも奈良県のみくるです。山の辺の道や上街道(上ツ道)などの散策を通して、城下町にも興味を持つようになりました。
今回は、城下町の散策も楽しめる「高取城下 町家のひな祭り」をご紹介します。

2024年3月に、フィナーレを迎えた「町家の雛めぐり」が、企画をリニューアルして、第1回「高取城下 町家のひな祭り」として、戻ってきました。
奈良県高市郡高取町の高取城 城下町エリアにて、2025年2月23日(日) ~ 2025年3月16日(日)の期間で開催されています。
高取城下 町家のひな祭り
町家の雛めぐり
高取町「町家の雛めぐり」は、2007年から続く大イベントでしたが、2024年3月の第18回で終了となりました。残念に思いつつも。高取町の皆さまによる手作りイベントなので、続けていくにはご苦労も多いのだろうと、推察していました。

第1回 高取城下 町家のひな祭り
2024年3月にフィナーレを迎えた「町家の雛めぐり」が、企画をリニューアルして、第1回「高取城下 町家のひな祭り」として戻ってきました。高取城の城下町エリアと壷阪寺を中心とした、3月のお雛さまイベントを、再びお楽しみいただけます。
フィナーレを迎えたことを残念に思っていたので、継続が決定されたと知りとても嬉しいです。

第1回 町家の雛まつり 開催情報
開催期間
令和7年(2025年)2月23日(日)~3月16日(日)
(展示時間は、各展示会場で異なりますが、概ね10時~16時です)
開催場所
高取城 城下町エリア
壷阪寺(壷阪寺大雛曼荼羅は、4月20日迄お楽しみいただけます。)
雛の里親館
高取雛の資料館(新設展示会場)
料金
無料
※一部、入館料が必要な展示会場があります。

開催の様子
※2023年に開催された「第17回 町家の雛めぐり」にて撮影した写真を用いて、開催の様子をご紹介します。「第1回 町家の雛まつり」とは異なる可能性がありますので、ご了承ください。
会場は高取城の城下町として栄えた土佐街道一帯です。


土佐街道沿いの町家や商店さんが大切されてきた雛人形を公開されています。

町屋の玄関先にお邪魔して拝見させて頂きます。

雛人形の他に、着物やお花などをしつらえて迎えて下さいます。それぞれに工夫を凝らしておられて見応えがありました。

代々受け継がれて来た想いと共に拝見して、古き良きものを引き継いで行くことを素敵に思いました。
江戸時代の「享保雛」や郡上八幡の「土雛」など珍しいものもありました。



街の駅 城跡内の「雛の里親館」では、500体の雛人形が並ぶ「天段のお雛さま」が展示されています。人形が並ぶ17段の絢爛たるひな壇は、息をのむ素晴らしさでした。

こちらは「街の駅 城跡」のガレージに展示されていました。

町中には、住民の方が手作りされた張子のジャンボ雛が点在します。


お花も可愛らしい雛人形になっていました。町の方が心を込めて作って下さっている様子が伝わって来ます。

今回は新たに古民家(旧吉田邸)を改装した「高取雛の資料館」が開設されます。
「造林王」として知られる林業家・土倉庄三郎の家に伝わるひな人形や、地元の陶芸家・山本義博さんが収集したコレクションが展示されます。
壷阪寺「大雛曼荼羅」
「高取城下 町家のひな祭り」と合わせて、壷阪寺では「大雛曼荼羅」が公開されます。今年は、過去最多の4500体のお雛様が、美しい曼荼羅を描きます。

こちらは2025年2月23日(日)~4月20日(日)までの開催です(要入山料)。
高取城 城下町へのアクセス
奈良県高市郡高取町
近鉄吉野線 壺阪山駅下車 会場エリアまで徒歩約10分
お車の方は、高取町観光駐車場等をご利用ください。
壺阪山駅にも雛人形が展示されていました。

駅前の様子

土佐街道の案内図とジャンボ雛

町全体が迎えてくれるあたたかい催しでした。貴重なお雛様を保存して、イベントを継続して下さっている町の皆さまに感謝致します。
最後までお読み頂きありがとうございます。