淡路島人気のパワースポット!【沼島】神宮寺と厳島神社で沼島を知る(淡路島観光)

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『古事記』や『日本書紀』の伝承地を訪れるのが好きなみくるです。

今回は淡路島の南に浮かぶ島「沼島ぬしま」の神宮寺と厳島神社(弁財天神社)をご紹介します。

沼島おのころぬしマップ

どちらも帰りの船までの時間がなく、外から写真を撮るだけになってしまいました。詳しく知るにつれ、参拝できなかったことを残念に思いました。

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沼島の神宮寺と厳島神社(弁天さん)

沼島の神宮寺

御由緒

神宮寺は、沼島港から海岸に沿って歩くこと10分ほどの所にあるお寺です。

沼島の神宮寺

梶原一族の菩提寺になっています。

沼島の神宮寺

沼島八幡神社を創建したと伝えられている梶原景俊は、梶原景時の孫にあたることや、沼島は沼島水軍の根拠地であったことなどをこちらの記事でご紹介しました。
神域の森に囲まれたパワースポット!【沼島八幡神社】樹齢800年を誇る大木も(淡路島観光)

沼島八幡神社の参拝で、梶原景時の末裔が沼島水軍を支配していたこと知りました。神宮寺が菩提寺だったのですね。島内には、梶原景時のお墓(梶原五輪塔)や梶原一族のお墓もあります。

神宮寺の説明板

沼島八幡宮は「八幡さん」と呼ばれています。神宮寺は八幡さんを守護したお寺「神宮寺」なのですね。神宮寺とは、神仏習合の時代に神社に付属して建てられたお寺の事です。

元慶4年(880年)に開基された由緒あるお寺です。
宮寺であるのでこの寺の僧が、神官とともに八幡さんの守護にあたりました。
梶原一族の菩提寺となっています。
裏庭には、桃山式枯山水の庭園があり、庭師の関心を寄せています。
本堂の前の白槇(びゃくしん)の大木は、樹齢数百年と言われています。
寺には重要文化財の指定を受けた、尊勝法華曼荼羅や紺紙金銀字入大乗論の重要な宝物が保存されています。

神宮寺の説明板

宝物

通りに面した塀に重要文化財の「尊勝法華曼荼羅そんしょうほっけまんだら」と「紺紙金銀字入大乗論こんしんきんぎんじにゅうだいじょうろん」の写真と解説が貼ってありました。

神宮寺の重要文化財
神宮寺の重要文化財の説明板

神宮寺庭園

江戸時代初期に整備されたと考えられる「神宮寺庭園(築山式枯山水の庭園)」は、これを見るために沼島に行く価値があると庭師に言わしめる、大層見事なものとのことです。

神宮寺庭園
神宮寺庭園(じんぐうじていえん) – 南あわじ市ホームページ

日本の最高の庭園の一つと言っても過言ではないとの評価の高さと知り、立ち寄れなかったことを残念に思いました。

司馬遼太郎の石碑

境内には司馬遼太郎氏の石碑が設置されています。著書『菜の花の沖』で沼島について触れらている部分があり、多くの方に知ってもらいたいと「沼島観光案内所」の公式サイトで紹介されています。

沼島は小さい。
ほとんど岩礁の大いなるものという程度の小さな島の住人ながら、船や船具、操船航海に独自の開発をするところが多く、しかも豊臣期からはるか対馬沖にまで行って操業するという気概をもっていた。島の近くには鳴門の瀬戸があり、あるいは由良の瀬戸があって、潮と風と波という地球の機嫌のなかでもっともやっかいなものについては、卓越した知識をもっていた。世界中で小島の住人は多いが、沼島衆ほどに気概と高い能力をもっていた海の民は、まれなのではないか。
司馬遼太郎『菜の花の沖』

神宮寺・司馬遼太郎氏 | 兵庫県南あわじ市〜沼島〜

沼島水軍は秀吉の朝鮮出兵に駆り出され海を渡り、7年間もの長い戦いの後に、無事帰国しました。卓越した技術を持っていたことが、司馬遼太郎氏の著書でも触れられているのですね。

沼島の神宮寺へのアクセス

兵庫県南あわじ市沼島2523

沼島港より徒歩10分

厳島神社(弁財天神社)

御由緒と御祭神

厳島神社は、沼島港そばの高台にある神社で、通称「弁財天神社」。宗像三女神の一尊、市杵島姫命いちきしまひめのみことをお祀りします。

厳島神社(弁財天神社)

小さな神社ですが、黒松の大木や、沼島のほとんどの岩石を知ることができる石垣などが見所です。

高台にある弁財天神社

島の人からは弁天さんと呼ばれています。

厳島神社の説明板

島の人は、弁天さんと呼び、海の守の神であり、戦いの神として信仰しています。
祭神の神像は、極めて美しいお姿であり、相模の北条市と同じ魚鱗紋を使用しています。
沼島の弁天さんは、神仏習合であるため、琵琶を持っていないのが大きな特徴です。

境内に立つ黒松の大木が、以前は沼島全体を覆っており、魚つき林の役割を果たしていました。
また、境内の周囲は、沼島の岩石を使用して石垣が出来ており、この場所にて主な沼島の岩石をほぼ知ることができます。

弁財天(厳島神社)の説明板

創建時期は不詳。
海上安全、戦の武神、守護神として、沼島北区の人々によって祀られてきたようです。

当社の弁天さんは琵琶を持っておらず、左右8本の腕があり、弓、刀、斧、羂索、箭、三鈷戟、独鈷杵、輪を執り、一足をあげて波濤の台座に座しているとのこと。100年に1度御開帳があるそうですが、次が何年になるのかは不明です。

高台にあるので、境内からは港と島内の集落が見渡せるそうです。時間がなく外から写真を撮るだけになってしまい残念でした。

厳島神社へのアクセス

兵庫県南あわじ市沼島2276

沼島港よりすぐ

見所が多い沼島

こちらの記事で沼島の見所をまとめてご紹介しています。

見所が多く一度では巡りきれませんでした。また機会があれば再訪したいと思っています。

沼島へのアクセス

兵庫県南あわじ市沼島

沼島へは土生港から沼島汽船にて約10分です。沼島汽船についてはこちらの記事でご紹介しています。

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