ガラスペンでなぞり書きを楽しんでいるみくるです。
紙工作ぺんさんの「大人のなぞり書き」や、『ガラスペンでなぞる文学の小道』をなぞって、昔好きだったお話を思い出しては懐かしんでいます。
同じように文学をなぞれる本を探していて、見つけたのが『大人の脳トレ名作なぞり書き』です。
アラフィフになり、「脳トレ」や「認知症予防」という言葉が気になりだしました。
いつまでもイキイキとしていたいな♪
大人の脳トレ名作なぞり書き
本の内容
『大人の脳トレ名作なぞり書き』は、だれもがむかし教科書などで学んだことがある名作に触れて、音読、なぞり書きといった脳のさまざまな部分を刺激する活動を通して、脳を若返らせる回想療法的な効果を狙う本です。
回想療法は認知症や認知機能の低下予防に用いられる、若かりしころのことを思い出し、脳の活性化を目指す方法です。
名作なぞり書きはモチベーションが維持しやすく、バランスよく脳を活性化できるよい脳トレになるそうです。
こんな人にピッタリ!
◎ みずみずしい「感情」をとりもどしたい
◎「記憶力」「表現力」「やる気」をアップさせたい
◎ 世代を超えた「教養」を身につけたい
◎「美しい文字」を書きたい
◎「認知症」を予防したい
章ごとに活動のテーマが設けられていて、「脳トレ」による効果が説明されています。
- 第1章 「脳の働き」をスムーズにしよう
- 第2章 「言葉」を思い出しやすくしよう
- 第3章 「感情」を豊かにしよう
- 第4章 「やる気」を上げてアクティブになろう
監修の篠原菊紀先生は、「応用健康学」・「脳科学」がご専門の、テレビなどでもよくおみかけする方です。
第1章 「脳の働き」をスムーズにしよう
脳の準備運動には、脳全体に刺激を与える「音読」が最適です。
脳が目覚めて、気持ちも明るくイキイキとしていくることでしょう。
慣れた心地よい音読では、感情の中核、「大脳辺縁系」の活動が高まります。
慣れない音読では、読みや発話にかかわる「言語野」や、記憶や感情を一時的に保持して活用することにかかわる「前頭前野」の活動が高まりす。
第1章目次
- 風の又三郎 宮沢賢治 ――どっどど どどうど どどうど どどう
- 平家物語 ――祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
- 坊っちゃん 夏目漱石 ――親譲りの無鉄砲で子どものときから損ばかりしている
- サーカス 中原中也 ――幾時代かがありまして 茶色い戦争ありました
- 吾輩は猫である 夏目漱石 ――吾輩は猫である。名前はまだない
ガラスペンでなぞる『風の又三郎』宮沢賢治
1番目は宮沢賢治の『風の又三郎』です。
最初に音読をしたり、脳活トレーニングをするページがあります。
続いてなぞり書きをするページがあります。
厚めのしっかりとした紙質で万年筆インクでなぞっても裏抜けなしでした。
黒を愉しむ万年筆インク6色セットつき 万年筆のある毎日の「甚平鮫」を使いました。
紺色に近い深い青色のインクです。
巻末に鑑賞の手引きのページがあって、教科書みたいで懐かしいです。
『風の又三郎』は1940年に映画化され、宮沢賢治の名を世に広めるきっかけになった作品だそうです。
強い風が吹く東北地方では、風の神を「風の三郎」と呼び祀る風習がある。
大人の脳トレ名作なぞり書き 鑑賞の手引き 風の又三郎
この土着信仰をたくみに織り交ぜ、山あいの分校にやって来た不思議な転校生との出会いと別れを描く。
転校生は、風の又三郎なのか、ただの転校生なのか。
色んな作品の世界を垣間見れて楽しそうです。
肝心の「脳活トレーニング」ですが、
「ど」は何回ありましたか? 声に出して読みながら数えてみましょう。
という2つのことを同時にするのが難しくて、かなり訓練が必要なようです。
こういうワークブックは、なかなか続けれれないのですが、ガラスペンとインクでなら、楽しく続けられそうです。
いっぱい書いて、新しいインクを買いたいな♪
使用したなぞり書きの本
大人の脳トレ名作なぞり書き 篠原菊紀監修 青春出版社(2017/11/5)
名作のなぞり書きは「ガラスペンでなぞる文学の小道」ででも楽しんいます。
使用したガラスペン
COCOUNITYガラスペンセット
使用した万年筆インク
黒を愉しむ万年筆インク6色セットつき 万年筆のある毎日
最後までお読み頂きありがとうございます。