夏の奈良は蓮が主役!西大寺から巡る「奈良・西ノ京ロータスロード」奈良県奈良市

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歴史を感じるお寺や神社で拝見する季節の花に、格別な魅力を感じるみくるです。

今年も、奈良の夏の風物詩「奈良・西ノ京ロータスロード」が始まりました。

この企画は、西ノ京エリアに点在する名刹、西大寺、喜光寺、唐招提寺、薬師寺の四ヶ寺を巡り、美しい蓮の花を愛でるというなんとも贅沢なもの。期間中は、それぞれのお寺で個性豊かな蓮の花が私たちを迎えてくれます。

今回は、「奈良・西ノ京ロータスロード」開催中の「西大寺」の境内の様子をご紹介します。

「奈良・西ノ京ロータスロード」開催中の西大寺

近鉄大和西大寺駅から徒歩すぐという抜群のアクセスを誇る西大寺では、愛染堂あいぞめどうの裏手(西側)にある「蓮苑」に約100鉢もの蓮が並びます。

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100鉢の蓮が咲き誇る「西大寺」のロータスロード

アクセス抜群!西大寺で出会う歴史と蓮の美しさ

近鉄大和西大寺駅の南口を出て、わずか数分。都会的な駅前とは一変、静謐な空気が漂う西大寺の門前に到着します。

西大寺の東門
西大寺 東門

かつては広大な伽藍を誇ったそうですが、現在は、鎌倉時代に興正菩薩叡尊上人によって真言律宗の総本山として復興された姿を見せています。

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心安らぐ蓮苑は必見!約100鉢の蓮が咲き誇る

西大寺の見どころの一つが、愛染堂の裏手(西側)にある「蓮苑」です。

西大寺の愛染堂
西大寺 愛染堂

ここには、約100鉢もの様々な種類の蓮が並び、色とりどりの美しい花を咲かせています。早朝に訪れると、まだ露を帯びた蓮の花が、静かにその姿を現している様子を見ることができます。

愛染堂の裏手(西側)にある「蓮苑」

蓮の向こうに平和観音像が建つ様子は、極楽浄土のような美しさです。

愛染堂の裏手(西側)にある「蓮苑」の平和観音像

向こうに見えるのは光明殿です。

愛染堂の裏手(西側)にある「蓮苑」

ここには、かつては東塔と並ぶ西塔が建っていましたが、現在は「西塔跡」と書かれた石碑が立っているのみです。

愛染堂の裏手(西側)にある「蓮苑」の西塔跡の石碑

蓮園は、一旦靴を脱いで愛染堂に上がり、廊下を回ってお庭に出て拝観します。

愛染堂は、三堂共通拝観券、またはロータスロード共通拝観券で拝観できます。

拝観料(本堂・四王堂・愛染堂 三堂共通拝観)
 一般:800円
 中・校生:600円
 小学生:400円

ロータスロード共通拝観券
 1枚 4,000円(四ヶ寺の拝観料、オリジナルグッズを含む)

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新企画!「蓮の花の瓦 拓本体験」で思い出作り

第12回を迎える今回は、新企画として“蓮の花”の文様の瓦を使った「拓本体験」が西大寺で開催されます。

奈良で発掘された古代瓦の蓮の花の模様を写し取る拓本づくりを体験できるそうです(※古代瓦はレプリカを使用)。

奈良文化財研究所にて瓦整理作業に従事されている石井恵子様に、拓本の取り方を教えていただけるという魅力的な催しです。

日程や、申込方法など詳しくは、こちらのサイトをご確認ください。

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ロータスロード開催中の西大寺の様子

愛染堂の裏手(西側)にある「蓮苑」を拝観するには、拝観料を納める必要がありますが、西大寺の境内は自由に拝観できます。

境内の随所に蓮鉢が置かれているので、西大寺の歴史を感じられるお堂と蓮とのコントラストを自由に楽しむことができます。

東塔跡と蓮

東塔跡と蓮

四王堂と蓮

四王堂と蓮

増長院の前には、紫陽花が咲いていました。

増長院の前に咲く紫陽花

鐘楼前に咲く紫陽花も綺麗でした。

鐘楼前に咲く紫陽花

東門より入ると左手に藤棚があります。

藤棚

豆みたいな実がたくさんぶら下がっていました。ふと…藤はマメ科の植物だったんですね。つい花に目が行きますが、実がぶら下がっている様子も楽しい眺めでした。

向こうに池を透けて見るのも綺麗です。

藤棚と池

藤が咲いていたら、それも見事でしょうけども、一面の緑の今も心穏やかになる素敵な眺めでした。

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西大寺の御朱印

西大寺では、約10種類の御朱印が授与されており、本堂、愛染堂、四王堂の各納経所で異なる御朱印を頂けます。

こちらは、本堂で頂いたご本尊の釈迦如来さまの御朱印です。

西大寺の御朱印(ご本尊の釈迦如来さまの御朱印)

釈迦如来を中央に記し、右上に「天平神護元年 稱徳天皇勅願」の印、梵字(釈迦如来)の火焔宝珠印が押されます。

釈迦如来さまの御朱印は、本堂の他に愛染堂、四王堂で頂けます。

西大寺 本堂

本堂では、他に御詠歌の御朱印、南無興正菩薩の御朱印(ぼさつの寺めぐり)も頂けます。

ロータスロード限定御朱印は、四ヶ寺共通拝観券の購入者限定で各寺にて受けられ(別途納経料必要)、仏教で智慧を表す色「五色」の中の「黒色(紫色)」の用紙に書かれています。
※書き置きの御朱印です。

ロータスロード限定御朱印(イメージ)
ロータスロード特別御朱印(イメージ)

西大寺では、蓮の透かしが美しいオリジナル御朱印帳も人気です。

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早朝に咲く儚い蓮

蓮の花は、早朝に咲き始め、お昼頃には閉じてしまうという特徴を持っています。

一般的な蓮の開花サイクルは以下のようになっています。

  1. 開花初日: 早朝(午前4時~5時頃)からゆっくりと花びらが開き始め、とっくり型に開いた後、午前8時頃には閉じ始め、つぼみの状態に戻ります。
  2. 2日目: 早朝から再び開花し、午前7時~9時頃には満開の状態になります。この時期が最も美しく、香りも強くなります。その後、昼頃にはまた閉じ始めます。
  3. 3日目: 2日目と同様に早朝から開花し、午前9時~10時頃に全開になります。花色はやや褪せてきますが、まだ美しい姿を見せてくれます。昼頃には閉じ始め、半開きの状態で夜を迎えることもあります。
  4. 4日目: 午前8時頃までに完全に開花しますが、その後花びらが少しずつ散り始め、午後3時過ぎにはほとんどの花びらが散ってしまいます。

このように、蓮の花は数日間にわたって「開いては閉じる」サイクルを繰り返した後、散ってしまうという非常に儚い特徴を持っています。

そのため、蓮の花を最も美しい状態で鑑賞したい場合は、早朝、特に午前7時~9時頃に訪れるのがおすすめです。お昼以降になると、ほとんどの花が閉じてしまっていることが多いので注意が必要です。

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ロータスロードは8月11日(月・祝)まで!

2025年の「奈良・西ノ京ロータスロード」は、6月12日(木)から8月11日(月・祝)まで開催されています。

四ヶ寺共通拝観券も販売されており、これを利用すると各寺院を巡りながら、期間限定の特別な御朱印(別途納経料)をいただくこともできます。

ロータスロード四ヶ寺共通拝観券

今年の夏は、ぜひ西大寺をはじめとする「奈良・西ノ京ロータスロード」の四ヶ寺を巡って、美しい蓮の花と古都奈良の歴史に触れる旅にお出かけ下さいね。

きっと、心に残る素晴らしい体験ができるはずです。

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西大寺の拝観案内とアクセス

拝観案内

所在地 奈良県奈良市西大寺芝町1丁目1-5

拝観時間 8:30~16:30(入堂は30分前まで)

拝観料(本堂・四王堂・愛染堂 三堂共通拝観)
 一般:800円
 中・校生:600円
 小学生:400円
※聚宝館は別途300円 年間3回開館 ( 1/15~2/4、4/20~5/10、10/25~11/15)
※境内無料

アクセス

近鉄「大和西大寺駅」南出口から徒歩約3分

駐車場
 普通車:1時間300円(その後1時間超過ごとに200円)
 マイクロバス:600円
 バス:1,000円

西大寺へのアクセスや、拝観料に関する詳細は西大寺公式サイトをご確認下さい。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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