天理市観光協会さんのサイトを見ながら、おススメの観光スポット巡りをしているみくるです。
前回は「はにわの里コース」から、天理市櫟本町にある「櫟本高塚遺跡」をご紹介しました。
今回は、櫟本高塚遺跡から徒歩すぐの「鬼子母神社」をご紹介します。

子授け祈願の神様をお祀りする「鬼子母神社」
天理市櫟本の「鬼子母神社」
奈良県天理市櫟本町に鎮座する「鬼子母神社」については、情報がなく詳細は不明です。

社の前に建てられた石碑に「鬼子母神社」と刻まれています。美しく整えられていて、新しい花が供えられていました。

石に刻まれた文字は判読できませんでした。
鬼子母神とは
鬼子母神社の御祭神は鬼子母神(きしもじん・きしぼじん)と思われます。

鬼子母神は夜叉の女神で、子供と安産の守り神として信仰される神様です。法華経に登場し、仏法の守護神になったという伝説があります。自分の影と向き合い、変容することの大切さを教えてくれるスピリチュアルな意味も持ちます。
ヒンドゥー教の伝承では、夜叉神[pāñcika(パーンチカ)]の妻とされます。ザクロの枝を持つのは、ザクロの実が多いことから多産を象徴し、日本では子育てや出産の神として信仰されます。
仏教では、他人の子供をさらって殺していた訶利帝母(かりていも、※サンスクリット語[hārītī(ハーリーティー)]の音訳)の末子をお釈迦さまが隠し、彼女の非行を悔い改めさせたという説話が有名です。
子授け祈願の楢神社
鬼母子神社より徒歩10分ほどの、楢町の上街道沿いに鎮座する「楢神社」は、御祭神の五十狭芹彦命が鬼子母神を本地とすることから、子供の守護神として、また子授けの神として崇敬されています。

楢神社の一角には、古くから鬼子母神を祀った社があり、子授けの神様として信仰を集め、遠くからも多くの参詣者が訪れられます。
櫟本の鬼子母神社は、楢神社と何か関係があるのかもしれないと考えています。
鬼子母神社へのアクセス
奈良県天理市櫟本町2533
駐車場はありあせん。
櫟本高塚遺跡を見学した際に参拝したので、櫟本高塚公園の駐車場をそのまま利用させて頂きました。
最後までお読み頂きありがとうございます。