過去最多!約4500体のお雛様が祀られる【壺阪寺大雛曼荼羅】奈良県高取町

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

奈良県高市郡高取町のひな祭りイベントの復活を喜んでいるみくるです。

2024年3月に、フィナーレを迎えた「町家の雛めぐり」が、企画をリニューアルして、第1回「高取城下 町家のひな祭り」として、戻ってきました。

奈良県高市郡高取町の高取城 城下町エリアにて、2025年2月23日(日) ~ 2025年3月16日(日)の期間で開催されています。

今回は、「高取城下 町家のひな祭り」と合わせて訪れたい「壷阪寺大雛曼荼羅つぼさかでらだいひなまんだら」をご紹介します。

「高取城下 町家のひな祭り」に併せて、壷阪寺においても恒例となった「壷阪寺大雛曼荼羅」が、2025年4月20日まで公開されています。

今年は3つの会場合わせて、過去最多となる約4500体のお雛様がお祀りされています。

スポンサーリンク

4500体のお雛様による「壷阪寺大雛曼荼羅」

壷阪寺(南法華寺)のご紹介

奈良県高取町にある南法華寺みなみほっけじは、一般には壷阪寺つぼさかでらの通称で知られる真言宗の寺院です。

南に桜の名所 吉野山を控え、北に大和三山奈良盆地を一望におさめる壷阪の山に建ちます。西国霊場の第六番札所や清少納言ゆかりの寺としても知られ、全国から参拝者が訪れられる名刹です。大宝3年(703年)に創建されたと伝わります。

壷阪寺のご本尊様は眼病に霊験あらたかな十一面千手観世音菩薩様です。盲目の夫 沢市とその妻お里の物語である、人形浄瑠璃「壺阪霊験記つぼさかれいげんき」によって壷阪寺の名は世に広まり、眼病封じのお寺とも呼ばれています。

春には重要文化財の三重塔や大石仏像を包む様に桜が咲き誇ります。初夏には新緑の中に山吹や紫陽花が咲き、秋は紅葉が境内を彩る美しいお寺様です。

スポンサーリンク

壷阪寺大雛曼荼羅

今年(2025年)は、過去最多となる約4500体のお雛様が、本堂礼堂大講堂灌頂堂かんじょうどうの3会場にてお祀りされています。

※今回ご紹介する写真は、2023年3月に撮影したものです。この時は本堂礼堂と大講堂に、約3500体のお雛様が祀られていました。

開催概要

  • 期間  2025年2月23日(日)~4月20日(日) 
  • 場所  壷阪寺(本堂礼堂・大講堂・灌頂堂)
  • 時間  午前8:30 ~ 午後5:00まで
  • 入山料 大人:800円、小人:200円

本堂礼堂

礼堂は、室町時代中期以前に再建されましたが、江戸時代に大改築されています。そのため、昭和の大修理時に室町時代当時の礼堂に復元されました。重要文化財に指定されいます。

本堂には、ご本尊の十一面千手観音菩薩様と共に約2200体のお雛様が並びます。

ところ狭しとずらりと並ぶ様子は圧巻でした。

遊び心たっぷりの「変わり雛」の姿も。

毎年、工夫を凝らした楽しいお雛様が登場するので、探してみて下さいね。

スポンサーリンク

大講堂

大講堂は2000年(平成12年)に落慶しました。鎌倉時代作の弘法大師像をお祀りします。堂内には500人以上が収容できるという広い建物です。

ご本尊の弘法大師像をはじめ様々な仏様とともに、約2200体のお雛様が並びます。こちらも素晴らしい眺めです。

台の上に映る「逆さ雛」を撮影できるコーナーもありました。

スポンサーリンク

灌頂堂

灌頂堂かんじょうどうは、2005年(平成17年)4月落慶にされました。慶長年間(1596年 – 1615年)に本多俊政が寄進した因幡堂の部材の大部分を用いて建立されました。十一面千手観音菩薩(室町時代作)、豊臣秀長公像、本多俊政公像(安土桃山時代作)をお祀りします。

奈良のタウン情報「ぱーぷる」

今年から会場に加わった灌頂堂には、2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主人公に決定した豊臣秀長公像が祀られ、その前に地元の人から譲り受けた紙細工で出来た堂塔伽藍を配置し、一緒にお雛様を飾る「古みやこ飾り」が展示されています。

スポンサーリンク

壷阪寺と豊臣秀長との係わり

壷阪寺の創建は、大宝3年(703年)と伝わります。

平安期には、長谷寺とともに定額寺に列せられ(847年)、平安貴族達の参拝も盛んになり、清少納言は『枕草子』のなかで「寺は壷坂、笠置、法輪・・・」と霊験の寺として、筆頭に挙げています。また、藤原道長が吉野参詣の途次に当寺に宿泊したという記録も残っています(1007年)。

しかし、南北朝や戦国の動乱に巻き込まれ、当時庇護を受けていた越智氏の滅亡とともに壷阪寺も衰退していきます。

近世の壷阪寺は豊臣秀吉の弟秀長の重臣・本多利久ほんだ としひさ高取城主となり、本多氏とその後明治の廃藩置県まで続く藩主植村氏の庇護を受け復興していきました。

それで、灌頂堂に豊臣秀長公が祀られているのですね。

光る君へ」が放送された2024年は、清少納言や藤原道長との係わりで話題となっていた壷阪寺。2026年もまた話題となりそうですね。

高取城跡高取城の城下町などについても、当サイトでご紹介しいく予定です。

高取城 大手門跡

こちらの記事では、高取城跡より土佐街道筋に移築された「松ノ門」をご紹介しています。

スポンサーリンク

壷阪寺へのアクセス

奈良県高市郡高取町壺阪3

駐車場あり
駐車料金:普通車 300円/30分 一日最大1,500円(通常時)

観桜期(桜シーズン 令和7年3月28日~4月10日迄)は大変込み合います。詳しくは、壷阪寺の公式サイトでご確認下さい。

最後までお読み頂きありがとうございます。

スポンサーリンク
PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました