マップを見ながら古代の史跡をめぐるのが好きなみくるです。
今回は橿原市観光協会さんの観光パンフレット「橿原まちあるきまっぷ~橿原神宮を歩く」に掲載されているスポットをご紹介します。
四季折々の表情を見せる豊かな自然に包まれた橿原の杜を散策してみませんか。
橿原神宮を歩く~橿原市観光
「橿原まちあるきまっぷ」に従って、近鉄橿原神宮前駅からスタートするルートでご紹介します。
橿原神宮
神武天皇が橿原宮で即位したという『日本書紀』の記述に基づいて創建されました。御祭神は神武天皇とその皇后・媛蹈鞴五十鈴媛命で、京都御所の賢所を移築した本殿は重要文化財に指定されています。
約50万㎡もの広大な神域に建てられた檜皮葺きで素木造りの本殿と神楽殿が、背景の畝傍山の緑に調和した、なんともいえない爽やかさと厳かな雰囲気に導かれ多くの参拝者が訪れます。
深田池
橿原神宮の南神門広場の南方には、約4万9500㎡(約1万5000坪)もの静かな水面が広がっています。深田池は歴史のある溜池で、飛鳥時代に築造されたと伝えられています。
遥かに葛城・金剛の山々を望む立地と、季節の花々が彩りを添え、参拝者の憩いの場となっています。また、季節ごとに様々な種類の野鳥も多く見られます。周辺の歩道や橋は美しく整備されていて、桜や紅葉の名所となっています。
神宮の森
『日本書紀』によれば、初代神武天皇は西暦前660年1月1日に畝傍山の東南、「橿原宮」で即位したと伝承されています。その伝承地に明治23年、橿原神宮が創建されました。
紀元2600年(昭和15年)橿原神宮神域大拡張の際、全国から動員された延べ120万人の人々の勤労奉仕により植樹された成長した「神宮の森」は、今日、観光客や市民の憩いの場として親しまれています。
若桜友苑
若桜友苑は戦没者の英霊を慰めるために整備された慰霊公園で、苑内には二つの碑と一つの錨が建立されています。
整備された青々とした芝生の広場と正面に見える畝傍山とで、開放的で気持ちのよい静かな空間となっています。
東大谷女日命神社
創祀年代は不明ですが、江戸時代には熊野神社と称して熊野権現をお祀りしており、御祭神は伊弉諾尊でした。明治20年頃から式内社・東大谷女命神社とし、御祭神を神功皇后へ変更しましたが、その後、媛蹈鞴五十鈴媛命に再度変更して、明治35年に社名を東大谷日女命神社に変更されました。
畝傍山
名勝大和三山のひとつで、標高は198.8m。畝傍山という名前は、田の畝のようにくねくねした尾根を多く持つところからつけられたそうです。東南のふもとには橿原神宮や神武天皇陵の森が広がり深閑とした雰囲気を湛えています。
その景観は香具山、耳成山とともに万葉集に多数詠われ、現代でも広く親しまれています。
山頂からは、西側に広がる大和平野の素晴らし眺望が楽しめます。写真は山頂から見た耳成山です。
神武天皇陵
大和地方を平定した初代天皇である神武天皇のお墓です。正式名称は畝傍山東北陵。周囲約100m、高さ5.5mの八稜円形になっていて、幅16mの周濠がめぐらされています。
イトクノモリ古墳
橿原神宮外苑内の池田神社にあるこの古墳は、全長約30mの前方後円墳でしたが、現在は後円部のみがわずかに残っているだけです。
明治時代の終わりごろ、前方部の土砂取りが行われ、古墳時代の古式土師器などが出土したことから、古墳時代前期の古墳と推定されています。
橿原考古学研究所附属博物館
県内の多数の遺跡から出土した資料を通じ、日本史の中で重要な位置を占める奈良県の歴史について理解を深めて頂けるよう、常設展のほか、春秋2回の特別展、夏には発掘調査成果の速報展を開催しています。展示室では、ボランティアの方々による展示解説があります。また、映像ライブラリー、情報コーナー、休憩室など無料でご利用いただける施設もあります。
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橿原神宮へのアクセス
奈良県橿原市久米町934
駐車場約800台 普通車500円
近鉄橿原線「橿原神宮前駅」中央口から徒歩約10分
詳しくは橿原神宮の公式サイトをご覧ください。
橿原市の観光スポットを「橿原まちあるきまっぷ」を足掛かりに、まとめてご紹介しています。
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