山の辺の道や古墳が好きで、奈良県天理市によくでかけているみくるです。
大好きな天理市で開催される秋の名物イベント「ほこてんり」に行ってきました。
天理イチョウ並木が歩行者天国となり、黄金色に染まった並木道をゆっくり歩ける特別な一日。
風に舞うイチョウの葉、ふかふかの落ち葉の道、青空に映える黄金トンネル──まさに秋の絶景が広がっていました。

今回は、約500mの「ほこてんり」区間を往復しながら、天理教教会本部周辺の紅葉も合わせて満喫。実際に歩いて撮影した写真とともに、当日の様子を詳しくレポートします。
「ほこてんりがどんな雰囲気なのか知りたい」「天理イチョウ並木の見頃を楽しみたい」という方の参考になれば嬉しいです。
今年の「ほこてんり」は、天気にも恵まれて、青空とイチョウの黄金色がひときわ美しく輝いていました。
天理イチョウ並木歩行者天国「ほこてんり」
「ほこてんり」とは
「ほこてんり」は、奈良県天理市の秋の名物イベントとして開催されるイチョウ並木の歩行者天国です。
「親里大路のイチョウ並木」の並ぶ国道25号線一部区間(約500m)が車両通行止めとなり、自由に散策できる特別な1日になります。今年(2025年)で開催4年目を迎えました。

ほこてんりの開催地「親里大路」には約100本の銀杏が植えられており、歩道から見る黄金のトンネルは絶景です。
- 区間:500m(全長 1.3km)
- 区間のイチョウ数:約70本

歩行者天国の時間帯には、
- 秋色に染まった並木道をゆっくり歩ける
- 写真撮影や動画撮影がしやすい
- キッチンカーが出てにぎわう
- パレードやライトアップが行われる
など、いつもの天理とは違う“お祭りの雰囲気”が楽しめます。
天理市観光協会が中心となって企画されていて、「歩こう天理」= “ほこ+てんり” という言葉遊びから名付けられた愛称も親しみやすいポイント。
黄金色のイチョウ並木と賑やかなイベントが一度に味わえる、天理の秋の風物詩です。
黄金の並木道を歩く特別な時間
落葉が進んでいて、道の両側にはイチョウの葉がふんわりと積もっていました。
歩くたびに「カサカサ」とやさしい音が響いて、足元がふかふか。まるで落ち葉の絨毯の上を散歩しているようで、とても心地よかったです。

時おり吹く風に乗って、ひらひらと空から舞い降りるイチョウの葉──。
その光景はまさに“黄金のシャワー”。
カメラを構える人も多く、みんなそれぞれお気に入りの1枚を探していました。

イチョウは天理市の「市の木」に指定されていて、市内には約1,000本のイチョウの木が植えられています。
バス停にもイチョウのイラストがありました。きっと皆さんに親しまれ、愛されているのでしょうね。

天理市といえば「山の辺の道」──。私も好きでよく歩いています。
カラータイルを見つけて、嬉しくなってパチリ。

青空に映えるイチョウの鮮やかさ
この日は本当に良いお天気で、空の青さとイチョウの黄色のコントラストがとてもきれいでした。
並木の真ん中を歩いて見上げると、両側から迫ってくるような黄金のトンネル。

光に透けた葉はキラキラと輝き、思わず何度も足を止めてしまうほど。

キッチンカーも登場!にぎやかな並木道
就労継続支援事業所「daisy」のみなさんが、「ほこてんり」限定パッケージでドリンクとクッキーを販売されていました。

イチョウのイラストが入った限定パッケージも可愛くて、多くの人が足を止めておられました。
パレードには間に合わなかったけれど…
13時からのパレードを楽しみにしていたのですが、今回は時間が合わず間に合わなかったので、インスタに投稿されていた写真と動画をシェアさせて頂きます。
天理高校の吹奏楽部の皆さんがカッコよく行進。
来年はしっかり時間を合わせて、ぜひ見てみたいです。
お勧めのビューポイント
お勧めのビューポイントは、天理教教会本部の神殿から真南にある陸橋です。

「ほこてんり」の日は、もちろん「親里大路」を歩いて楽しめるのですが、普段は車が多い通りなので、陸橋の上から見るのがおすすめです。

陸橋はこのように、親里大路と布留川に架かかっています。

天理大学がある東側の景色も綺麗です。

こちらは歩行者天国になっていないので、陸橋の上から見るのがおすすめです。

天理大学も紅葉に彩られていました。

天理教教会本部の敷地内も紅葉が美しい
真南通りを北へ歩いて、天理教教会本部へ。

天理教教会本部は、日本国内に約1万6千あると言われる天理教教会の本部です。

天理教教会本部は親神(おやがみ)・天理王命(てんりおうのみこと)によって人間創造の地点とされている聖地「ぢば(地場)」があり、日本国内にある天理教の教会は聖地「ぢば」の方角を向いて建てられています。

こちらも紅葉が進んでいて、広大な敷地に広がる秋の景色がとても印象的でした。

敷地内の大きな木々が赤や黄に色づき、並木道とはまた違った落ち着いた秋を楽しむことができました。
来年は夜のライトアップも行きたい
今回は日中の明るい時間帯に訪れましたが、並木道のライトアップもとても綺麗です。
ライトアップは、下図の区間で18時から行われます。

黄金色に照らし出された夜のイチョウ並木──想像するだけでわくわく。
来年は「ほこてんり」の夜にも足を運んでみようと思っています。
こちらの記事では、「ほこてんり」以外の日にも楽しめる、天理のイチョウ並木の魅力をまとめています。
お出かけ前の参考にどうぞ♪
まとめ:歩行者天国で味わう、天理の特別な秋
歩行者天国「ほこてんり」は、天理イチョウ並木の魅力をいちばん贅沢に楽しめるイベントでした。
落葉の絨毯を踏みしめながら歩く心地よさ、風に舞う黄金色の葉、青空に映える並木道──。
この季節だけの特別な景色が、とても印象に残りました。
キッチンカーも出て賑わう親里大路や、天理教教会本部の落ち着いた紅葉など、見どころがたくさん。日中の明るさの中で歩くのはもちろん、夜のライトアップも合わせて楽しめば、天理の秋をより深く満喫できそうです。
来年はパレードの時間にも合わせて、日中と夜の両方を味わいたいと思えるほど、充実した1日になりました。
「ほこてんり」は、天理の秋を感じたい方にぜひおすすめしたいイベントです。
最後までお読み頂きありがとうございます。


